32っ。【番外編】 ページ34
Aside
僕達の順番が回ってきて、ゆっくり入っていく
入った途端、真っ暗で全く周りが見えない
『ちょっ…貴利名くん…まって…』
氷浦｢…｣
あ…待ってくれてる……絶対先に行くと思ったのに…
と言っても、歩くスピードは早い
いや、いつも通りなんだろう。多分、僕が遅いだけだ
『はやい…って…』
少し歩くと、ドンっという音がする
『うわぁっっ』
もう嫌だ…行きたくない…嫌だ嫌だ……
氷浦｢…大丈夫｣
『大丈夫じゃない………無理………』
まだ入ってから全く進んでもないのに
ホラー好きの人だったら、むしろこの先からが面白いくらいなのに
氷浦｢掴んでていいからさ｣
『う、うん…………』
貴利名くんの服の裾を、少し掴む
僕のペースに合わせてくれてる…
多分、こういうところが彼の人気なところなんだろう
氷浦｢本当に、無理なんだな｣
『そんなの嘘つかないよ……っ』
氷浦｢こうやって、大人しい方が女子っぽくていいと思うけど｣
『いつもは女子じゃなくて悪かったな！』
氷浦｢はははっ、Aはこっちの方がやっぱいいよ｣
暗くてわかんないけど、多分今微笑んだんだと思う
貴利名くん、わざとこんなこと言って、明るくしてくれたのかな
そん考えてたら、僕のいる方側からワッ！！と脅かされる
『うっわぁっ！！！』
氷浦｢ちょ、A！？｣
『無理無理無理無理……やっぱり無理…』
氷浦｢A…苦しいって…｣
『……あっ、ごごごこごごごめんなさい！！！！』
氷浦｢いや……別にいい…けど…｣
恥ずかしい……咄嗟に抱きついてしまった…
氷浦｢…もう少しだからな頑張れ｣
と言っても、やっぱり怖いので腕に抱きついたまま
『……出るまでだから…』
そのまま先に進む
ドンドンお互いの表情がわかるくらいに、周りが明るくなってくる
出口が近づいてる証拠だ
『…僕頑張った……頑張った……』
出口にたどり着き、外に出るとみんなが待っていた
｢｢おかえりー！｣｣
｢お暑いね〜！｣
『？……あああああああああ！！ごめん！！！』
抱きついてるのを忘れてて、再び咄嗟に離れる
つくし｢いい感じですね〜！中で何があったのか気になります！｣
『な、なにもないよ！！』
といっても、恥ずかしい
後でもう1回、貴利名くんには謝っておこう
＊ ＊
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伊音(プロフ) - 月華さん» 申し訳ありません！！！訂正いたします！！ご指摘ありがとうございます！ (2018年7月2日 23時) (
レス) id: 21042880de (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 呼び方＆呼ばれ方にて、道成キャプテンの名前が達巳でなく達己になってますよ！ (2018年7月2日 12時) (レス) id: 65bdce6a84 (このIDを非表示/違反報告)
アイスプリンス(プロフ) - 伊音さん» 全然いいですよ！お願いします！ (2018年5月3日 16時) (レス) id: b41235959c (このIDを非表示/違反報告)
伊音(プロフ) - アイスプリンスさん» わかはました！少しあとになるかと思いますがよろしいですか？？ (2018年5月3日 11時) (レス) id: e040276452 (このIDを非表示/違反報告)
アイスプリンス(プロフ) - 私もリクをお願いしたいんですけど、永世学園との絡みが見てみたいです！！これからも頑張って下さい！！！応援しています！ (2018年4月29日 15時) (レス) id: b41235959c (このIDを非表示/違反報告)
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