天然鈍感そしてバカ、アホな女の子は青道高校野球部のマネージャーでした3

ひゃくご。 ページ9

Aside

『あ〜〜〜〜』


ただ今、屋上。


椅子でパンを頬張りながらため息をする


やはり昼休みの屋上は賑わうね。


人多いし。


ま、私も来てるわけだしそんな事言えないけど。



てか、本当………最近ずっと悩んでる


自分でもウジウジしてうぜぇ。と思う


「A〜！どうしたの？？」



『うわっ！？……た、たっくん？』



後ろからヒョコッと顔を出す


西垣「久しぶり！」


『久しぶり、だね』


…さすがイケメン。笑顔が眩しい


西垣「夏大惜しかったな〜」


横いいか？って言われたから、うんと頷く

『…でもみんな頑張ってた、から』


西垣「でも、もうマネージャーやめたんだよな？」


『っ…！！』


なんで、こんなに知ってる人がいるの？


西垣「バスケ部に来てくれる気になったとか！？」


『…違うよ。』


西垣「ちぇー…来てくれた方が皆やる気でるぜー？」


『…それはないよ。絶対に』


西垣「そんなの分かんないぜー？」


『…わかってるから言ってるの』


西垣「野球部の奴らに何か言われたんだね」


『言われて、ないよ』


西垣「…へぇ。」


『……』


西垣「……で、どうなんだ？
復帰しろって言われてんだろ？」


『…うん』


西垣「Aがやめたいって言ってんのに、やめさせてやればいいのにな」


…ほんとね



『……復帰したってドジ踏むだろうから』


西垣「バスケ部に来たら、文句言う奴なんていねぇよ？皆、いい奴だしよ？」


…バスケ部、か


西垣「Aのこと話したら、みんな来て欲しいって言ってたからな！大歓迎だって」


『邪魔になるって、』


西垣「ならねぇって！な！
今日、見学来ない？？」


『…まぁ、見学くらいなら』


西垣「やりぃ！！じゃ！今日放課後迎えに行くぜ！」


『う、うん！』


「…なに勧誘してんすか」


西垣「……誰？」


『…金ちゃん、秀ちゃん』


金丸「…バスケ部のマネージャーになんてなりませんよ、Aさんは」


西垣「…何言ってんだ？」


東条「そうですよ。Aさんは、野球部のマネージャーですから」


『ちょ、二人共…！』


2人に手首を握られて何処かへと連れていかれる


西垣「あ、おい！！」


＊


『あのー…二人共…』


金丸「…Aさん」
東条「…雛月先輩」


『は、はい…』


２人が口を開いた

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