天然鈍感そしてバカ、アホな女の子は青道高校野球部のマネージャーでした3

ひゃくじゅうろく。 ページ21

Aside


新一年生たちの自己紹介も終わり、１年達の体力測定が始まった


記録員は私1人。


唯も幸子も春乃も2.3年のところに行っている。


もちろん監督も礼ちゃんも部長も


なのだけど


『なんで落合コーチが一緒…』


ヒゲをいじって椅子に座ってるだけ


なにしにきたんだまじで


でもりとりあえず…


『えっと、体力測定やります！
種目は今配ったプリント通りです！
なにか気になるところ、わからないところとかあれば、私か落合コーチに聞いてください！』


落合「なんで俺…？」


『いや、あなたコーチでしょうが

と、とりあえず！2人1組を作ってください！』


・









・









・


『はい！みんな、お疲れ様！』


「はぁ…思った以上にハードだったな」


「……そう？」


「うええまじか」


うんうん、みんないい感じじゃないのかな


「あのー…すいません」


『ん？どうした？』


たしかこの子は…由井くん、だっけ？


由井「先輩の名前教えてもらえませんか？」


『あー…まだ言ってなかったけ？
えっと、雛月Aっていいます！気軽に名前で呼んで貰えると嬉しいです！』


落合「こだわるねぇ」


『うるさいなぁ、後輩くんで名前で呼んでくれないの金ちゃんだけなんですから。今回こそ全員から…！』


落合「まぁどうでもいいけど」


『髭切りますよ？？？』


由井「えっと、じゃあ、A先輩って呼ばせてもらいますね！」


『ンンンンンンンン由井くんだよね、可愛い。春っちと秀ちゃんと同格レベル』


由井「そ、そうですか…？」


落合「コイツ馬鹿だから無視でいいと思うぞー」


『誰かハサミ持ってない？まじで髭切ってやる』


「じゃあ俺も、Aさんで！…ん？先輩か？」


『えっと瀬戸くんだよね！
さんでも先輩でもなんでもいいよ！』


瀬戸「じゃあ、さんで！」


『OK』


瀬戸「俺の名前、拓馬なんで！拓馬でいいっすよー！」


『じゃあセトタクで』


瀬戸「なぜに！？」


落合「こういうとこが馬鹿なんだよな」


『ﾁｯ』


せっかく可愛い１年生と話してたのに、コーチのせいで…許せぬ( ｀△´)


瀬戸「あ、因みにこいつは『奥村くんだよね？』おお！正解です！」


『みんなの名前は把握したから大丈夫だよ』


落合「…雛月、こんなことしてる場合か？早く行かないと御幸に何か言われ『うああああああそうだったああああああああああ』はぁ…」


『ってことで、コーチあとはよろしく！！』


落合「ため口…」

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