315プロの苦労人03

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Aside


頭を下げ続けている私に、頭を上げろと言ったのは、輝さんだった。



天道｢A……お前は、もうこの仕事が嫌になったのか？｣



『そ、そういうわけじゃ…！』



天道｢なら、辞めなくてもいいだろ。
バレるまで、の約束だったのかもしれねぇけどさ。それに、俺たちをトップアイドルにしてくれるんだろ？トップアイドルの道のりは、まだまだだ……そして、トップアイドルになれた時に、お前が喜んでくれないと嬉しくないだろ｣



柏木｢輝さんの言う通りです！
オレ達がトップアイドルになれた時に、隣に貴方が居ないと嫌です｣



天道｢……お前も何か言え、桜庭｣



桜庭｢キミ達が勝手に言ってるだけだろ……ったく、
キミもそうだが、僕をトップへ導いてくれてる途中で辞めるなんて、許さない。｣




姫野｢そーだよ！Aさんっ！
かのん達も、Aさんがいないとヤダ！かのんと一緒にいてくれるんだよね？｣



俺も、僕も、言ってくれた。



……私って、必要とされてるんだな。



『…………っ、』



ピエール｢はわわっ、A、泣いちゃった…！どこか、痛いの？｣



『…っ、ううん、違うの……大丈夫…大丈夫、だよ』



ピエール｢……Aの、大丈夫は、大丈夫じゃない、って、言ってた！｣



……ピエールくん、あの時のちゃんと聞いたんだな、



渡辺｢そうだね。
…A、今度からは大丈夫じゃないなら、ちゃんと言って欲しい。俺達じゃなくてもいいからさ。プロデューサーでも、社長でもいいから。絶対に相談してね。｣




水嶋｢そうだよ！アタシ、もうAが傷つくの見たくない！｣




『みな、さん……っ、』




社長｢……答えは出たようだな｣





『…………はい。』





黒野｢……姐さん。おかえり｣




『！



……ただいま！』

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