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それかはら私は、アイドルの仕事を少しずつ続けた。
仕事は、全て前川さんがくれたものだ。
本当は、続ける気なんてなかった。元々、アイドルなんてやる気なかったし、強制的にやらされていただけだ。
今更、こんな私がどうやって1人で暮らして行けるかなんてわからなかった。芸能界をやめて、一般人として生きていく方法は分からなかった。
でも、そんなある日、1本の歌の番組撮影が終わった時、声も体格も大きい、齋藤さんという男の人が私をスカウトした…………プロデューサー、として。
『私がプロデューサー……？どういう意味、ですか？』
齋藤｢キミの父、冴橋……いや、岡野文徳くんからの伝言でね｣
『伝言……？』
齋藤｢遺言、の方が正しいのかもしれないがな。
あぁ、岡野くんと私は同級生なんだ。もしもの事があれば、娘を頼むと言われててな｣
『……』
齋藤｢……キミは、今、アイドルをしていて楽しいか？｣
『……今も、前も…………楽しくないです』
齋藤｢……そうか。あんなにキラキラしているのにな。
じゃあ、次はアイドルをブロデュースする側になってみないかね？まだまだ出来たての事務所だ。所属アイドルもまだ1人もいない小さい所だがな。
『なんで……私なんですか』
齋藤｢君は、歌もダンスも教え方も丁寧で、とて上手い。教えている時の君は、楽しそうに見えたんだ｣
……多分、これ、中学生の時の私を言ってるんだろう。
テレビで、ダンス教室に通う子供たちにダンスを教える。という企画で出たのを、きっと見たのだろう。
齋藤｢名刺渡しておく。
……良い返事を期待している。｣
そう言って、齋藤さんという男性は何処かに行ってしまった。
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美広(プロフ) - 何度かよませていただいてます！お話の続きを書くのは精神的にも大変かもしれませんが、いつか更新していただけると嬉しいです (1月31日 11時) (
レス) @page43 id: 0b2539d07f (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - この話全部好きです！続き楽しみにしてます！ (11月5日 19時) (レス) id: 219cc04327 (このIDを非表示/違反報告)
NTDO - 久しぶりに読み返しました。とても読んでいて楽しかったです。これからも頑張ってください。 (2023年4月8日 13時) (レス) id: 7b003e74f6 (このIDを非表示/違反報告)
名khide_きど(プロフ) - 今日全部読ませてもらいました！とても素敵な内容ですね！お話の続き楽しみにしてます！ (2021年7月26日 11時) (レス) id: 3cb4d9fedb (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい林檎(プロフ) - ラムネさん» はじめまして……！ありがとうございます！そして、間違えてて申し訳ございません！！！ (2020年12月13日 23時) (レス) id: bbd08cc28f (このIDを非表示/違反報告)
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