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Aside
目を開けると目の前が少し暗かった。
でも
『！えっ円城寺さ、ん！？』
暗い訳は、円城寺さんに抱きしめられていた、からだ。
……多分、巻き込まれないように庇ってくれたんだろう。
円城寺「だっ大丈夫だったスか！？」
『は、はい……なんとか…………あの、その……ありがとう、ございます……』
大河「円城寺さん……かっけぇ……」
円城寺「……いきなりこんなことしてすいません」
『えっ、いやっ、そんな…！』
円城寺「……タケル、Aさん連れて先に浜辺に戻っててくれないか？」
大河「円城寺さんは……」
円城寺「……後で行く」
大河「？わかった。
……オマエ、行くぞ」
『え、あっうん、』
左手………………掴んでくれてる。
『……タケルくんは、笑わないの？海苦手なこと』
大河「誰にだって苦手なことくらいあるだろ。」
『……ありがとう』
大河「……」
浜辺に着くと、落ち着いた。
それと同時に今の服の状態を知ることになる。
うわー…………ベットリ
そりゃあそうか。
大河「……おい、これ使え」
『わっ……と、タオル？』
無造作に投げらたタオルはきっと、タケル君のものだ。
大河「その……拭けってことだ……」
『………………ありがとう』
円城寺「…………顔が、赤い……」
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