大好きだ…ニャ 黄×緑 ページ10
(…ひま…)
撮影もない、用事もない休日。
読もうと思っていた本も読み終わり、正直やることがない。
(…そういえば、まさるが帰省するとかって言っとったなあ…)
数日前の撮影日、まさるが言っていたのを思い出す。
(やったら、ゆうだいは家にひとりか…)
こういうとき、行動できるのは自分の美点だ。
(よし、ゆうだいの家行こ！)
ーピーンポーン
お菓子と酒を持ってチャイムを鳴らす。
『はい？』
「あ、ゆうだい？ひろやけど…」
『ごめん、ちょっと風邪ひいとるで今日はやめて。』
「……」
『…ひろ？』
「舐めんな。」
察しはいいのだ。
「風邪じゃないやろ。」
『っ！』
「開けて。」
『…わかった、けど…引くなよ？』
ガチャ、と鍵が開いて扉が開く。
フードを被ったゆうだいが顔を出す。
「入って。」
引っ張り込まれ、背後でドアが閉まる。
驚いている俺の前で、ゆうだいがフードをとった。
「なん、それ…」
ゆうだいの頭の上にあったのは、猫耳。
「っやから嫌やったのに！」
ゆうだいが頭を抱えてずるずると座り込む。
(待って、しっぽもあるんですけど！)
どうしよう、正直…
(めちゃくちゃかわいいっ…！)
持ってきたものを置いて、ゆうだいと目を合わせる。
「とりあえず、中はいらして？」
「…うん…」
廊下を進むその背中を追う。
その背で、ゆらゆらとしっぽが揺れた。
「で、どうしたん？」
「朝、起きたら生えとって…調べたら…一日で消えるらしいんやけど…」
「そっか…」
不安そうにうつむくゆうだいの頭で耳がピクピクと動く。
(あー、もう無理…)
堪らずゆうだいを抱きしめた。
「っなに！？」
「…ゆうだい、かわいい。」
「はっ！？」
「超かわいいー！！」
抱きしめる力を強める。
抵抗していたゆうだいは、結局大人しくなって俺の方に体を預けてきた。
「…不安やった」
「うん。」
「急に、こんなの…」
「そうやね、」
「来てくれて、よかった…」
そう言いながら俺の服にしがみついてくる。
「大丈夫。」
「うん…」
顔をあげさせてキスをする。
「まさるはいつ帰ってくるん？」
「明日…」
「やったら、今日は一緒おろ？」
「ひろ…」
「…今日は、めっちゃ甘やかすで覚悟してな。」
「っ！」
真っ赤になったゆうだいにキスして、だきしめて。
二人でソファに倒れ込んだ。
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Yukaringo - リリィさん？、頑張って更新してほしいです！ それとも…もう終わっちゃった？ (2020年10月30日 23時) (
レス) id: 920c522ffa (このIDを非表示/違反報告)
ごまわさび(プロフ) - リリィさん» シチュエーション思い付いたので、リクエストです！ゆうだいさんが猫化(猫耳+しっぽ)しちゃって、萌えたひろさんが、デレデレに甘やかしちゃうヤツお願いします！ (2020年3月15日 0時) (レス) id: 451fe10216 (このIDを非表示/違反報告)
ごまわさび(プロフ) - リリィさん» ありがとうございます！ 待ってます！(*´ω｀*) (2020年3月13日 0時) (レス) id: 451fe10216 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - ごまわさびさん» リクエストありがとうございました。喜んでいただけてよかったです。シチュエーション思いついたらまた書いてみますね。 (2020年3月12日 19時) (レス) id: f205111617 (このIDを非表示/違反報告)
ごまわさび(プロフ) - 相変わらずの語彙力の無さなのですが、すっごいきゅんきゅんしてしまいました( 〃▽〃) ひろさんカッコいいし、ゆうだいさんかわいいし、 もう神です！！ これからも定期的に書いてもらえないでしょうか？ 本当に良かったです！ (2020年3月12日 15時) (レス) id: 451fe10216 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ | 作成日時：2020年3月12日 0時
