さんかくと仲良くなったら。【斑鳩三角】

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暫くして目を覚ました三角くん


驚いたように目を見開いて、それから数回しぱしぱと瞬きをしていた



その数秒後、「ヘアッ？！」と変な声を出して勢いよく立ち上がり「お、おおおお、おはようっ」なんてとんでもない程吃った挨拶を私に投げつける


真っ赤な顔に少し困ったように釣り上がる眉毛、それから泳ぐ目

どれもが純粋ピュアピュアな反応で、思わず笑みがこぼれる



ふ、と笑うとムスッとして私を見下ろす三角くん。


なんで笑うのっ、と頬を膨らましながらしゃがんで私の頬をつつき始めたではないか



え、いや可愛すぎか？(困惑)



布団の上で座ったままの私と、長い脚を折り曲げて私に視線を合わせるようにしゃがむ三角くん


これじゃあまるで、その、、まるで……


カレカノ……ではないだろうか。



好きかもしれないと自覚してから一つ一つの行動が特別に思えてしまってならない。


んもー、そこそこいい年なのに……と言ってもまだまだ二十代なのだけど。


年下の子なんて好きになったことないからどうすればいいかなんて尚更わからない



恋すら久しぶりなのに、ハードル高すぎる……。




そんな私の内心など知りもしない三角くんはまだ少し赤みを帯びる頬をにへっと緩めながら


「一緒にごはんたべにいこ〜？」



と私の手を握って引っ張り出す


けれどその引っ張る強さは昨日と違って、壊れ物を扱う様にとても優しかった



な、なな、なんで急にこんな、、


戸惑う私をよそにユルユルな頬をそのままにスキップしながら私の手を引く彼



年相応、とは言えないが彼からはマイナスイオンが出ているのか？というくらい癒し効果がある。これは確実だ。論文かける気がする。(無理)

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