さんかくと仲良くなったら。【斑鳩三角】

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三角くんに連れられて来た部屋は物の見事に三角だらけ。


「すごい……あっちこっち三角だね……」


「うん！オレの三角コレクション〜。」



んばっ、と広げた手で三角を自慢する三角くんはとても天使


弾ける笑顔は私を癒しの境地へと誘うパトラッシュのようなもの(？)



「Aはベッドで寝ていーよ、オレは床でねる！」


「え、いやダメだよ三角くんベッドで寝て」


「だめ！Aは女の子だからベッド！」



この歳で女の子扱いされるなんて滅多にないからちょっとキュンときた。ありがとう三角くん。万歳。




ベッドをどちらが使うかという言い合いが10分続いた後、私は着替えやらがないことに気がつき一度家へ色々取りに帰った


歯ブラシよし、下着よし、パジャマよし、明日の洋服よし、ヘアアイロンよし、メイク道具よし。


他にもスキンケア用品やらを詰め込んだ結果、トランクになってしまった


……たった一日泊まるだけなのにおかしい…。


ガラガラとトランクを引きながら改札を抜けるとそこには三角くんが待機していて。



「あ、きた！待ってたよ〜」


と、私の持っていたトランクをヒョイっと奪い歩いていく



ここで私は混乱した。


(えっ？こんなことまで出来るの？モテモテなの？なんなの？紳士？え？かわいいのに紳士って何？年上ウケ狙ってるの？ええ？？)


と。

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