さんかくと仲良くなったら。【斑鳩三角】

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．



「い、今木の中から……」


「うん〜あの木の上でカラスさんとお話してたんだ〜！」



「あ、えあ、さいですか…」




なんだろう、すごく変人



すごく、変人(２回目)




ニコニコしている目の前の見知らぬ彼は肩にカラスを乗せていた



なんで逃げないんだカラス｡｡｡



「あのー、その肩に乗ってらっしゃるカラスさんとはどういったご関係で……？」




私も何を聞いてるんだ｡｡｡



無言の時間に耐えきれなかった私は訳の分からぬ質問を彼にぶつけた。



すると彼は嫌な顔一つせず笑顔で


「この子はさっき仲良くなったお友達〜！」



と、カラスの頭を撫でながら答えてくれた



カラスも撫でられて嬉しそうだ。




不思議な彼をまじまじと見ていると、私もカラスに触りたいと勘違いしたのか


「触る？」



なんて明るく聞いてくる。




カラスも小首をかしげている


いや可愛すぎか。





「だ、大丈夫でしょうか……」


「カラスさん、いーい？」


カァ


「いいってー！」



会話してる……



あんぐりと口を開けながら二人のやり取りを見ていた私の手を彼はパッと取ってカラスの頭に乗せる



「あわ、う、おお……カラス…」



カァカァ



目を細めて大人しく私にうりうりされているカラス



どうしょうもなく可愛いです。

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