元底辺歌い手はライブに出ることになりました(真顔)

１６２話 ページ45

Aside





そ｢お疲れ。｣



『ん。１曲しか歌ってないのに疲労が･･････w』



そ｢運動しろ、引きこもり。｣



『そらるんもでしょ！！』



そ｢俺はライブ慣れしてるからまだ疲れてない。｣



『うっ･･････これから慣れてくし！！』



そ｢言ったな？｣



『え？』



そ｢言ったからにはライブにもっと出ないとなぁ。もう辞めたりできないからな？w｣



『･･････やめないよ。もうやめたりしない。誰になんと言われようと歌い続ける。それしか私には取り柄がないからねw』



唯一私に出来る事だから。



『それに、みんなと一緒に笑い合えるこの場所が私の居場所だから。この場所を無くしたくない。』



そ｢A･･････｣



『辞めた時の辛さといったら･･････w』



会いたいけど会えない。



話したいけど話せない。



『みんなのそばで歌えないことが、笑えないことが辛かった。』



だから･･････



『だから、もうみんなから離れない。ずっと、ずっとこの場所で歌い続ける。』



そ｢ｸｽｯ･･････さ、俺らの出番だぞ。｣



『あれ、もう？』



そ｢あぁ。俺とAの歌、この会場にいる全員に届けような。｣




『うん！！！』

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