ひとらんらん と 彼女〜1 ページ29
『おや、らんらん』
ひ「あ、A」
『仕事帰りか。お疲れ様です』
家へ帰る途中でばったり会ったA。
ちょうどいい機会だ。俺は彼女に時間が空いているかを聞きながら、珈琲を買う。
確か、甘いのが好きなんだよね。と思い、もう一本追加して買った。
それを彼女の手に渡す。
ひ「はい」
『お、ありがとう。あ、時間は空いてるからね。どうぞ、おしゃべりしよう』
彼女はベンチに座って珈琲を開ける。
カチという小気味いい音と共に、缶は開いた。
俺も隣に座らせて貰い、珈琲を口に運ぶ。
俺、含め【大和軍】の人たちはこうして表社会で普通に暮らしている。
俺は普段は会社勤めをしており、ときたまにくる“裏”からの任務を遂行する、という日常を過ごしているのだ。
数年前では考えられなかった日々である。
これはこの人のおかげ、本当に感謝している。
『所で、君。最近調子はどうですか?』
ひ「どうって、普通に問題なく毎日過ごしているよ。前の報復から3日しかたってないけどね。あ、Aは怪我大丈夫?」
『心配なかったよ。ちょっと打撲しただけで、他は大丈夫。フッ、三十路の君たちはまだ疲労が残ってんのかな?』
珈琲を片手にそう皮肉気にいう様は、夕焼けにとても似合っていた。
しかし反論したいことが一つだけある。
ひ「あのさぁ、前から思ってたんだけど俺らまだ三十路いってないよ?ネタかと思ってスルーしてたけどさ」
『え、まじで』
ひ「まじまじ」
『え、今いくつよ』
ひ「二十ちょい」
『』
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べっこう飴エ - 匿名さん» コメントありがとうございます!はい。更新無理しない程度に頑張りますぜ。楽しみにしてくださる方がいるだけで私は嬉しいです…… (2017年8月31日 17時) (レス) id: 3df4290eb9 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - とてもとても面白かったです!更新無理せず頑張ってください!楽しみに待ってます (2017年8月30日 20時) (レス) id: 5ca040729c (このIDを非表示/違反報告)
べっこう飴エ - おにぎりさん» コメントありがとうございます!ネタが有る限り、今は更新を続けるつもりですので、頑張りまっせ。 (2017年8月21日 7時) (レス) id: 3df4290eb9 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。これからの展開楽しみにしてます。更新頑張ってください. (2017年8月20日 21時) (レス) id: d90722d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べっこう飴エ | 作成日時:2017年8月18日 23時