彼女 と 戦闘〜4 ページ27
Aは血の匂いを辿り、赤い工場にたどり着いた。
これはまた盛大にやらかしたなぁ……
そんなことを頭の隅で考えながら彼女は工場の入り口へ向かう。
真ん中の方で、血を拭っている彼らを見つけた。
不味い。
彼女は焦ったような顔をしながら彼らの元へ急ぐ。
『お前ら!!』
知っていますか。
銃弾では、
骨折まして打撲なんかしません。
「はッ」
『ヅッ』
Aが叫ぼうとしたのと、
見知らぬ男が鈍器でAを殴りつけたのは、
同時であった。
「「「「」」」」
それが目に入ると同時に、彼らもまた、動き出す。
本能ではなく明確な意思を持って。
獣の如く、牙を剥き。
ギラついた瞳が彼に縫い付けられる。
それこそが正に、彼らの本性とでも言うように。
ああ助けなきゃ。助けなきゃ。助けなきゃ。また無くすぞまた亡くすぞ。こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい。
……こわい。
ズドオンッ______
銃声がその場に響いた。
倒れる男。
キ「大丈夫かい?Aさん」
キリン柄のマフラーをつけた彼はそう言って、彼女に手を差し出した。
【恐怖殺し】
それが彼、キリンの二つ名である。
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べっこう飴エ - 匿名さん» コメントありがとうございます!はい。更新無理しない程度に頑張りますぜ。楽しみにしてくださる方がいるだけで私は嬉しいです…… (2017年8月31日 17時) (レス) id: 3df4290eb9 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - とてもとても面白かったです!更新無理せず頑張ってください!楽しみに待ってます (2017年8月30日 20時) (レス) id: 5ca040729c (このIDを非表示/違反報告)
べっこう飴エ - おにぎりさん» コメントありがとうございます!ネタが有る限り、今は更新を続けるつもりですので、頑張りまっせ。 (2017年8月21日 7時) (レス) id: 3df4290eb9 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。これからの展開楽しみにしてます。更新頑張ってください. (2017年8月20日 21時) (レス) id: d90722d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べっこう飴エ | 作成日時:2017年8月18日 23時