再び真の家01 ページ48
あの後、二人は『真の家』へと帰宅した。
帰ると早速レギュラスはセレナの好物ばかり作り、テーブルいっぱいに肉料理が広がった。
買ってきたという高級な水と安い赤ワインで乾杯し、セレナはこの一年に合ったことを話し続けた。
そんな中、レギュラスはとあるワードで引っかかった。
「ーーーそれでルーピン先生を『お父様』って呼ぶことにして...」
「待ってセレナ。ルーピンさんを...何だって？」
「『お父様』？」
「じゃあ僕は？」
「え？レギュラスさん……」
そう呼んだ瞬間レギュラスは熱でも冷めたかのように目を細め口をとがらせると、心底不満げに言った。
「何で僕だけ他人行儀なんだい？」
「だったら叔父さんって呼んだ方が良いかしら？」
「独身に叔父さんだなんて失礼じゃないか」
「えー……」
どうも素を見せ始めたからなのか酔っているのか分からないが、レギュラスの発言にセレナは面倒臭そうにしながらも考えた。
「『レグ』……」
「え……？」
「『レグ』だったらもっと親しく感じられるでしょ？」
微笑むセレナに、レギュラスは幼き日の兄と義姉の姿の面影が見えた。
「レグ!兄ちゃんが守ってやるからな!」
「レグ、貴方は幸せになるべき人よ」
「……うん。そうだね、セレナ」
満足気に微笑んだレギュラスに、セレナは不思議そうな顔をしながらも再び話し始めた。
しかし丸一日で話し終える一年じゃなかったため、小さな針が十一を指した時に一旦終いを告げた。
「ほら、セレナ。もうお休み」
「話し足りないわ。クィディッチの優勝した話もまだなのに……」
「まだ明日一緒にいれるだろう？さぁ、僕の可愛い娘よ、お眠り」
わざとらしいキザな言い方に、セレナはクスクスと笑いながら眠りについた。
乱れた前髪を長い指で整えると、レギュラスはじっとセレナを見つめ記憶を辿った。
ロンドンのグリモールド・プレイス十二番地、そこでレギュラスはクリーチャーと呼ばれる屋敷しもべ妖精と静かに暮らしていると、突然チャイムがなった。
こんな所に誰が何の用だ……？
レギュラスは不信感を持ちながら出てみると、そこにはお腹を膨らませたローブを深く被った人が立っていた。
怪しいその人は自分を見るなり、安心したかのように微笑んだ。
「お久しぶりね、レギュラス」
そう言ってローブをとったその人は、学生時代兄や先輩と仲の良かった赤髪の女性……ローズだった。
見た目が派手なその人は中身は似合わず素朴な人で、兄と付き合ってると学生時代に聞いた時には天変地異でも起きたのかと驚いたほどだ。
そんな彼女が、突然現れた。
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
