再びふくろう便07 ページ45
「何かあった？」
「ハリー.....。いや、何でもーーー」
セレナは反射的に否定しようとしたが、ピタリと止まって思い返した。
『セレナは秘密ばっかりだね』
そう口にしたハリーの顔が酷く悲しげだった事を……。
「ーーーあるわ、ねぇ、ハリー。汽車の中で聞いてくれる？」
「っ！！……もちろん、喜んで！」
嬉しそうに細められたエメラルドグリーンの瞳が、セレナを優しく映し出した。
トクン……トクン...と鳴り出した心の音に気付かぬふりをして、セレナも優しく微笑み返した。
馬車に乗り、ホグワーツ特急に乗り込むとセレナ達四人はコンパートメントで会話に花を咲かせた。
最初に驚きのニュースを持ってきたのは意外にもハーマイオニーだった。なんと彼女は今朝の朝食の前にマクゴナガルに直談判し『占い学』は以ての外、『マグル学』まで辞めたのだと言う。
これには誰もが驚き、ロンは「一〇〇点満点中に三〇〇点でパスしたじゃないか」と正気を疑うように言った。
しかし、ハーマイオニーは首を横に振り「『
「セレナもそうだけど、僕たちに言わないなんて未だに信じられないよ！僕たち、友達じゃないか」
「私たちだけの秘密にしようと思ったの。だから誰に言うつもりもなかったわ」
ハーマイオニーのきっぱりとした返答に、ロンはぐうの音も出なかったがセレナに向けて「君はまだ持ってるんだろ？」と問うと、セレナは読んでいた本から顔を上げ頷いた。
「ええ持ってるわ。でもロンには貸さないわよ」
「なんでだよ」
「きっとお兄様たちに取られるのが想像つくもの。あの二人、最近グッズ作りに奮闘してるから」
「あー、確かに」
ロンは納得して変わり映えのない景色に目を移すと、なにか小さい影がぴょこぴょこと見え隠れしていた。
「ハリー、外に何かいるぞ？」ロンの潜めるような声にハリーも外に目を向けると、小さなふくろうが手紙を加えて必死に小さな翼をはためかせていた。
ハリーは急いで窓を開けふくろうを救出すると、ハリーとセレナの膝上にポトリと手紙を落とし、満足気にコンパートメント内を飛び回った。
クルックシャンクスがそのふくろうを大きな黄色い目で見つめているのをロンが察知し、ふくろうを捕まえ抱きしめた。
「シリウスからだ.....！」
ハリーの嬉しそうな声と共に封筒を開ける仕草に、セレナは微笑みながら自分宛の分の封筒を開け、二人はそれぞれ読み始めた。
しかし、二人の反応は対極的だった。
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
