再びふくろう便05 ページ43
セレナ達は顔を見合せ、他の皆と共に扉を見ていると、そこから出てきたのはワインレッドのカラーシャツに深いグレーのスーツで身を纏った男が出てきた。
長かった髪を切り揃え、汚らしかった風貌は綺麗に整えられ、頬は痩けているもののその姿はセレナやハリーの持つ写真同様の美しい顔に、女性陣は黄色い声を上げ、男性陣は愕然とした。
これにはセレナ達も驚きを隠せず、みんな目を合わせるもどう言葉を発していいか分からない様子だった。
「あー……ホグワーツの生徒諸君、シリウス・ブラックだ」
たった一言発しただけなのに、女子生徒からの黄色い声が大広間に響いた。
父親の変貌にセレナは勿論知ってるものは戸惑いを隠せなかったが、ハリーが隣で「セレナに似てる」とボソリと呟いた。
「ありがとう。まさかここまで歓迎というか、その...受け入れられるとは思わなかったから、少し戸惑っている。きっとそうなったのも、我が親友である子のハリーと、我が娘のセレナ、そしてその友人が頑張ってくれたからだ」
誰もがセレナ達四人に目を向けた。
スリザリンからはチラホラと、他の寮からは盛大な拍手が上がりセレナ達は四者四様の反応を示した。
そんな様子をシリウスは優しく見つめたが、その表情に影を落とした。
「しかし、ピーターが逃げた今、無実の事実が隠されるかもしれない……そうなれば俺は再び罪人だ。けれど、皆は真実を知る者だ！だからどうか、私が罪人と呼ばれたとしても、決してセレナにだけは酷い言葉をかけないでくれ」
憂う表情に女子生徒達は母性本能を擽られたのか、誰しもが悲しい表情を浮かべ、男子生徒はただ圧倒され頷いた。
「お父さんったら……」
「愛されてるね、セレナ」
クスクスと笑うハリーに、セレナは恥ずかしさで顔を真っ赤にさせシリウスを睨んだ。
シリウスにはそれが睨んでいるとは思わず、返事にウインクを返すと近くにいた女生徒が顔を赤く火照らせ倒れた。
慌ただしくなる大広間に、セレナは漸く息をつけた気がしたーーー。
皆に真実が告げられて後日、再び生徒達は大広間に集まった。待ち訪れた修了式だ。
垂れ幕は赤色のまま、今年で三度目の寮杯をグリフィンドールが頂き、その日は夜通し談話室でパーティーが開かれた。
それは一重に寮杯を獲得したからだけでなく、学期末に返却されたテストでパーシーが
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
