再びふくろう便01 ページ39
「ほっほっほ。ようやった、ハリー、セレナ」
あの長い夜から一日が経った。
タイミングよく医務室に戻れたお陰で、あの夜に起こった出来事はものの見事に綺麗に事実が塗り替えられ、セレナとハリーは校長室に呼ばれた。
ダンブルドアの手にある日刊預言者新聞の一面に、大きく『シリウス・ブラック無罪』の文字と『真犯人ピーター・ペディグリュー』の見出しと連行される写真が大きく映し出されていた。
「魔法省からの謝罪がないのは腹が立ちますけどね」
「まあまあ、セレナ。君たちのお陰でシリウスが無罪になったんだから良いじゃないか」
吐き捨てるように言うセレナの頭を落ち着かせるよう撫でるリーマスは、羨ましそうに見つめる男二人に向けられた。
「スネイプ、シリウス。君たちは歩み寄りって言葉を知ってるかい？いつまでそうやっていがみ合っているんだ」
「永久に」
「永遠に」
「息ピッタリなんだけどなぁ……」
リーマスの嘆きを無視して、シリウスとセブルスはお互い睨みつけ毒を吐き出した。
「セレナの親でなければお前を投獄させていた」
「だったらお前を道ずれにしてやるよ
そんな二人に事情を知るハリーは、その様子を苦笑いを浮かべながらセレナを見た。
その表情は必死に怒鳴るのを我慢しているようで、苦しそうだった。しかしセレナの抱えてる問題はこの二人の仲の問題では無い。
本当の親が現れた。
しかし育ての親もいる手前、今後誰と一緒に住むのかという問題もある。
ハリーはセレナの手を握る。
セレナは気付きハリーにきょとんとした表情を向けると、ハリーは穏やかに尋ねた。
「セレナ、先に二人と話した方がいい。僕たちがどうしたかは後でも話せる」
「でも……」
「僕は席を外すよ。扉の前で待ってるから、安心して」
逃げちゃダメだとハリーは微笑み、席を立ちリーマスに耳打ちをした。
リーマスは驚いた様子でハリーを見つめたが、すぐに微笑むと二人揃って部屋を出た。
気を使ったダンブルドアもその場から姿を消し、校長室には三人が残った。
そんな三人をシリウスとセブルスは訝しげな表情で見ていると、セレナは二人の前に立った。
「スネイプ先生、シリウスさん。私、二人ときちんと話すべきだと思ったの」
「一体何を……」
戸惑うシリウスにセレナは意を決して言葉として放った。
「シリウスさん。私の育ての親はセブルス・スネイプ先生なの」
シリウスは目をかっぴらき大きな口を開けたまま、視線をセレナとセブルスを行ったり来たりした。
二人とも気まずそうな表情を浮かべているため、それが真実だと物語った。
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
