ハーマイオニーの秘密04 ページ32
「気になる事？」ハリーの言葉に小さく頷くと、セレナは一年の時に禁じられた森でハリーたちが罰則を受けた時の話をした。
「ケンタウロスに助けられた時、話したでしょ？私の家系のこと」
「えっと……確か、セレナのご先祖が神に呪われて力を得たんだよね？」
「そう。その話には続きがあったの」
中庭に着くとセレナは早々にハリーを引っ張り、森の陰へと隠れこんだ。
暫くすると、リーマスが慌てながらも慣れた手つきで暴れ柳の中へと入っていった。
「この後どうするの？」
「とりあえず、ルーピン先生に薬を飲ませられればラッキーだけど……それよりもシリウスを助けた後、ピーターを捕まえるわ」
セレナの提案にハリーは頷くと、セレナの手を握った。
驚き思わず顔を上げると、ハリーの緑色の目と目が合った。しかし、その目は笑っていない……。
「じゃあ皆が出てくるまで、セレナの事全部話してくれるよね？」
「ハ、ハリー？目が怖いわ……」
「気のせいだよ。それに最近、君とこうやってゆっくり話す機会もなかったし」
君は人気者だからと苦笑するハリーのその表情に、セレナは何も言えなくなりただ頷いた。
「じゃあ、さっきの話の続き……二年前に話した『ウィンクルム』についてなんだけど、あの時与えられた力は『均衡』だったはずなの」
「……あれ？君のお母さんは『未来が見える』んだよね？」
「そう。そこが気になる事の一つなの」
セレナは枝を拾い、地面に『均衡』と『未来視』の文字をカリカリ書いた。
「マクゴナガル先生は母の昔話をして下さった時に、こう言ってたわ『先代にも変わった力があった』って」
「だったらこの二つ以外にもあるって事？」
ハリーの質問に眉を下げると、枝で文字を消したあと小さく放り投げた。
「詳しい話は分からないけれど……ダンブルドア校長曰く、祖父が亡くなって母に力が宿ったらしいから、母が亡くなった今、私にも『何かしらの力』が宿ってるはずだとお考えらしいわ」
ハリーは『均衡』だったりしてと笑って見せたが、喧嘩したり争いが起こるためそれは無いだろうと結論づけると、ハリーもそれには頷いた。
「まあ、何の力か分かったら教えてよ。どんな力であっても僕は……僕たちはセレナの友達なんだからさ」
「そうね。何かあったら相談するわ……喧嘩してなければ」
「違いないや。セレナとはもう喧嘩したくないなぁ」
二人してクスクスと笑いあっていると、暴れ柳に黒い影が近付くのが見えた。
「スネイプだ……」
「ほんとね」
見ると、渋い顔のセブルスが暴れ柳に杖を振り、動きを止めて颯爽と中に入っていく姿が見えた。
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
