クィディッチ優勝戦04 ページ11
これによりお互いペナルティが付き、アリシアのペナルティスローによって更に追加点、スリザリンチームのペナルティスローはオリバーによって防がれ、二〇対○のままゲームが再開された。
クァッフルはグリフィンドールとスリザリンを行ったり来たりし、セレナの手に渡った。
セレナはすぐさまスリザリンゴールへと箒を飛ばしたが、正面からスリザリンチェイサーのモンタギューが突っ込んで来た。
急旋回して避けたと思ったのも束の間、モンタギューの手は流れる赤い髪へと伸ばされブチブチと髪を二、三本抜きながら掴まれた。
「モンタギュー、髪をつかんだ行為でペナルティ！！」
競技場内がフーチの叫びをかき消す程のブーイングの嵐を巻き起こした。
これによりセレナのペナルティスローが決まり、グリフィンドールは三〇対○で試合が再開された。
その後試合は三〇対一〇、ペナルティを二つ取り五十対一〇と着実に得点を増やしていく中、五十点差を埋める一球がセレナの手に渡った。
観客席からセレナを応援する声が響いた。手を挙げ、旗をおおきく振りあげ、誰しもセレナの姿をその目で追いかけていた。
……しかし、この時セレナはもう何も聞こえていなかった。
ゾーンに入っていたからだ。
滑らかな動きが得意だったが、ハリーと練習している内に急な切り替えも得意となり、そのおかげか全てがスローで見える今、セレナは無敵だった。
相手を引き付け急降下からの旋回、再び髪を掴もうとするその腕さえすり抜けられるほどにセレナは試合に集中していた。
キーパーとの真っ向勝負。その十数メートル先からセレナはクァッフルを山なりに投げた。
誰もが手を滑ったかのように見え、キーパーも落下地点に笑顔でクァッフルを向かい入れようとした。
セレナの表情を見るまでは……。
「危ないわよ」
セレナはキーパーの構えた落下地点よりも上空で待ち構えては、箒で鉄棒のようにぶら下がると逆上がりをする格好で右足でクァッフルを決め込んだ。
六〇対一〇、会場がマンドラゴラの悲鳴のような騒ぎを見せた。
解説役のリーも魔法のマイクで大絶叫し、隣にいるマクゴナガルも立ち上がって拍手した。
「これが得点王の意地！あれはマグルのサッカーで言うオーバーヘッドシュート！箒を使ってのマグル界との合わせ技をスリザリンに使うとは！カッコよすぎるぜ！」
この点を機に、スリザリンは先程よりもクァッフルを奪うためなら手段を選ばないようになってきた。
スリザリンのビーターはゴール区域内に入ってないのにも関わらず、キーパーにブラッジャーを打ち込んだり、棍棒で選手の頭を殴りかかった。
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
