ハンガリー・ホーンテール03 ページ48
セレナの提案通り、ハーマイオニーはロンとセレナはハリーとホグズミードに行くことになった。
しかし、ハリーは陰口を言われたくないからと透明マントを被って行くことにしたらしい。
「じゃあ行きましょ」
セレナの言葉に、ハリーは幸せそうに頷き歩き始めた。
きっと城内での陰口から解放されるからだろうとセレナは納得し、ハリーの隣を歩いた。
行き交う生徒たちはセレナが一人でいることに不思議そうにしながらも、ホグズミードの誘惑に勝てず声をかける者はいなかった。
更に声をかけられても、セレナが透かさず「たまには一人でいたいの」と申し訳なさそうに言えば、それ以上追求する者が居なかったのだ。
ホグズミードに着くと、二人は更に楽しい時間を過ごすことになった。
まずはハニーデュークスに寄り、セレナが「ハリーは何が好きかしら？」と独り言を呟くと、ハリーがひっそり好きなお菓子を伝えてそれをカゴの中にどっさりと入れ、ゾンコのイタズラ専門店でも「ハリーはどんなイタズラグッズが気に入るかしら」という呟きに、ハリーがあれやこれやと答えてはカゴの中に入れ、買い物を楽しんだ。
ただし、クソ爆弾は却下した。
買い物を一通り楽しむと、セレナたちは『三本の箒』の扉を潜った。
ハリーと共に奥のテーブルに向かいハリーに荷物を預けると、セレナはバタービールを二つ注文した。
「あ、ハーマイオニーとロンだわ」
両手にバタービールを持ちながら席に向かっていると、楽しそうにお喋りしているハーマイオニーとロンの姿が見えた。
お互いの頬が少し赤いのは、バタービールのせいだろうか……？
セレナは幸せそうな二人に声をかけないまま、ハリーの待つ奥のテーブルに向かうと、ハリーが植木鉢で死角を作って透明マントを脱いでいた。
二人で小さく乾杯し一口飲むと、セレナは静かに話し出した。
「さっき、そこでハーマイオニーたちを見かけたわ」
「そっか……」
「あの二人を見てたら、たまにウィーズリー夫妻を思い出すのよ」
「それ、ハーマイオニーに言ってあげたら喜ぶと思うよ」
クスクスと静かに笑うハリーにそうかしらと小さく笑うと、たぶんねとハリーはまた一口バタービールを味わった。
「初めてかも、こんなに落ち着いたホグズミード」
「去年は行けなかったり、色々あったから……」
「そうね。今度いく時はハリーも堂々と行けるようになってたら良いんだけれど……」
「そうだね」
二人の間には、珍しくゆったりとした時が流れていた。
一年の頃から難題や難敵に挑み、望んでも無いのに目立ってしまった二人の束の間の休息だ。
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れい - 『ハリーポッターと終末の子 11』お疲れ様でした！空いた時間があれば「これ読むか！」となるぐらい大好きで、マジでいつも読んでいます！コメントしすぎでウザかったら、本当にごめんなさい！でもそれぐらい大好きなんです！『終末の子 12』でも、お世話になります！ (4月16日 15時) (
レス) @page50 id: d760ec90d4 (このIDを非表示/違反報告)
Tumu(プロフ) - こちらこそ丁寧に対応していただきありがとうございます！これからも陰ながらですが応援させていただきます！ご自分のペースで無理せず頑張ってください！！（返信ご無用です！） (4月14日 20時) (レス) id: db34b7de60 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - Tumuさん» Tumuさん初コメありがとうございます！こちらのミスでupされてなかったようです。大変申し訳ございません。それと、教えて頂きありがとうございました！またご指摘ありましたら、お気軽にお声掛け頂きたいです！ミスの多い私ですが引き続き応援よろしくお願いします！ (4月14日 13時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
Tumu(プロフ) - コメント失礼します！はじめまして、毎日更新楽しみにしています！私のスマホのバグてかだったら申し訳ないんですけど、｢杖調べ04｣って更新されてますか？？私の画面だと3の後に5なので…もし私の間違いでしたら本当に申し訳ありません！これからも頑張ってください！ (4月13日 15時) (レス) id: db34b7de60 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - れいさん» れいさん、コメ＆ご指摘ありがとうございます！読んで頂いた方に不快な思いをさせてしまいこちらこそ申し訳ございません。自分でもよく分からない間違いに思わず笑ってしまいました笑また見つけたらお気軽にお申し付け下さい！ (4月13日 8時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2024年2月27日 7時
