ホグワーツ特急に乗って04 ページ4
セレナの声にその場にいたグリフィンドール生はしかめっ面を少し緩ませ、ノット率いるクラッブとゴイルのスリザリン生は眉間にシワというシワを寄せてセレナを睨みつけた。
「ハッ、没落貴族が目を覚ましたか」
「『没落』？ブラック家は私がいるから不滅よ、それに資金もある。なにより『成金』よりマシだわ、ノット」
身体を起こし欠伸をしながら返答すると、ワナワナと拳を震わせたノットと目が合った。
「いいご身分だな、
「そもそもこのコンパートメントに何か用？」
欠伸を噛み殺しながらノットに尋ねると、ノットは思い出したかのように厭らしい笑みを浮かべて、ロンのローブをネビルに投げつけた。
「何も知らない君たちが可哀想だ。ウィーズリーの家には魔法省に父親や兄貴がいると言うのに。父上はとっくに僕に教えてくれたけどな」
「何だと！？」
「本当のことだろう？そんな権限すら無い親持ちと親無しが仲間じゃ、教えてくれなくて当然か」
怒りで立ち上がるハリーとロンに、シェーマスとディーンが羽交い締めにし必死に止めた。
必死に怒りを殺すグリフィンドールたちにノットたちは下卑た笑みを浮かべたが、セレナが鼻で笑ったことでその笑みを消しセレナを睨みつけた。
「何がおかしいんだ」
「だって……それって誇っていい事かしら？ロンの御家族は『魔法省からお達しが出るまで』って話さないようにしてたわ。貴方のお父様って機密を守ることも出来ないような人なのね」
「なんだと……父上を馬鹿にするな！」
噛み付くノットに、セレナは尚も煽るように言った。
「ねぇ、ハーマイオニー。マグルだと秘密を守れなかったらどうなるのか教えてくれる？」
「確か二年の禁固刑と無期限の罰金よ」
「マグルならそれくらいなのね。魔法界ならーーー」
「っ、黙れウィンクルム！！行くぞ、クラッブ！ゴイル！」
少し青ざめたノットは叫ぶと、二人を連れて慌ててコンパートメントから出ていった。
そんな後ろ姿を見送りセレナとハーマイオニーがハイタッチを交わすと、シェーマスが少し引きつった顔を浮かべて言葉を漏らした。
「ウィンクルムもそうだけど、グレンジャーって法律も覚えてるの？」
「大体そのくらいって知ってただけよ」
なんて事ないと平然と言うハーマイオニーに、ディーンは感心しながらセレナに顔を向け質問した。
「だったらセレナ、魔法界ならどれくらいなの？」
「知らないわ。怖がらせるためのハッタリよ」
平然と言ってのけたセレナにシェーマスとディーンは顔を引き攣らせ、ネビルはキラキラと尊敬した眼差しでセレナを見つめた。
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れい - 『ハリーポッターと終末の子 11』お疲れ様でした！空いた時間があれば「これ読むか！」となるぐらい大好きで、マジでいつも読んでいます！コメントしすぎでウザかったら、本当にごめんなさい！でもそれぐらい大好きなんです！『終末の子 12』でも、お世話になります！ (4月16日 15時) (
レス) @page50 id: d760ec90d4 (このIDを非表示/違反報告)
Tumu(プロフ) - こちらこそ丁寧に対応していただきありがとうございます！これからも陰ながらですが応援させていただきます！ご自分のペースで無理せず頑張ってください！！（返信ご無用です！） (4月14日 20時) (レス) id: db34b7de60 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - Tumuさん» Tumuさん初コメありがとうございます！こちらのミスでupされてなかったようです。大変申し訳ございません。それと、教えて頂きありがとうございました！またご指摘ありましたら、お気軽にお声掛け頂きたいです！ミスの多い私ですが引き続き応援よろしくお願いします！ (4月14日 13時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
Tumu(プロフ) - コメント失礼します！はじめまして、毎日更新楽しみにしています！私のスマホのバグてかだったら申し訳ないんですけど、｢杖調べ04｣って更新されてますか？？私の画面だと3の後に5なので…もし私の間違いでしたら本当に申し訳ありません！これからも頑張ってください！ (4月13日 15時) (レス) id: db34b7de60 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - れいさん» れいさん、コメ＆ご指摘ありがとうございます！読んで頂いた方に不快な思いをさせてしまいこちらこそ申し訳ございません。自分でもよく分からない間違いに思わず笑ってしまいました笑また見つけたらお気軽にお申し付け下さい！ (4月13日 8時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2024年2月27日 7時
