ボーバトンとダームストラング03 ページ25
フリットウィックは『呼び寄せ呪文』の授業に備えて、三冊の参考書を読むように命じ、ハグリッドからは素晴らしいスピードで成長する『尻尾爆発スクリュート』の観察日記を付けると言い出した。
セレナはその他にも数占い学やマグル学、古代ルーン文字学を選択しているため、他の誰よりも宿題と課題に追われていた。
それを知ってる者からは、セレナが近くにいる時は誰も『課題が忙しい』と愚痴を言う者はいなかった。
こうした忙しい日々が続く中、玄関ホールの掲示板に誰しもが群がった。
四人の中で一番背の高いロンがつま先立ちをして、生徒の山越しに掲示を読んで聞かせた。
「『ボーバトンとダームストラングの代表団が、十月三十日、金曜日、午後六時に到着する。授業は三十分早く終了し、全生徒はカバンと教科書を寮に置き、『歓迎会』の前に城の前に集合し、お客様を出迎えること』……だってさ」
「ありがと、ロン」
手短にお礼を言い生徒の群れから離れたその時、「セドリックに言わなきゃ」とハッフルパフのアーニー・マクミランが目を輝かせて群れの中から出てきた。
「セドリック？」
ロンの疑問に、すかさずハリーが『ディゴリー』だと答えた。
「きっと、対抗試合に名乗りを上げるんだ」
「あのウスノロが、ホグワーツの代表選手？」
ロンの嫌味の含んだ言い方に、ハーマイオニーが呆れたように言った。
「あの人はウスノロなんかじゃないわ。貴方、彼がクィディッチでグリフィンドールを破ったものだから、貴方があの人を嫌いなだけよ」
「それに、優秀で監督生にも選ばれたそうよ？」
セレナの援護射撃に、ハーマイオニーがほら見なさいと言わんばかりの顔をしたが、ハリーは顔を顰め、ロンは「アイツがイケメンだから好きなだけだろ」と皮肉った。
「私、そんな事で擁護しないわよ」
「私も、誰かがハンサムだというだけで好きになったりしないわ！」
ハーマイオニーの憤慨だというようなその言葉には、今まで擁護してたセレナも渋い顔をし、ハリーも少し目線を逸らした。
ただ、ロンだけが「ロックハート！」と聞こえるような咳払いをした。
この日から、城中が慌ただしくなった。
話題はあちらこちらに行っても『三校対抗試合』の話題で持ち切りで、来客があるばかりに城中の汚れが少しずつ綺麗になっていった。
床もピカピカにされ、少しでも汚れた靴で歩こうものならフィルチが怒鳴り散らし、この件で一年の女の子二人がヒステリー状態になってしまった。
また、先生たちも日に日に緊張感が増していたようだ。
マクゴナガルがネビルに対し、他校の生徒の前で簡単な呪文さえ出来ないと言わないようにと怒鳴ったのだ。
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れい - 『ハリーポッターと終末の子 11』お疲れ様でした！空いた時間があれば「これ読むか！」となるぐらい大好きで、マジでいつも読んでいます！コメントしすぎでウザかったら、本当にごめんなさい！でもそれぐらい大好きなんです！『終末の子 12』でも、お世話になります！ (4月16日 15時) (
レス) @page50 id: d760ec90d4 (このIDを非表示/違反報告)
Tumu(プロフ) - こちらこそ丁寧に対応していただきありがとうございます！これからも陰ながらですが応援させていただきます！ご自分のペースで無理せず頑張ってください！！（返信ご無用です！） (4月14日 20時) (レス) id: db34b7de60 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - Tumuさん» Tumuさん初コメありがとうございます！こちらのミスでupされてなかったようです。大変申し訳ございません。それと、教えて頂きありがとうございました！またご指摘ありましたら、お気軽にお声掛け頂きたいです！ミスの多い私ですが引き続き応援よろしくお願いします！ (4月14日 13時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
Tumu(プロフ) - コメント失礼します！はじめまして、毎日更新楽しみにしています！私のスマホのバグてかだったら申し訳ないんですけど、｢杖調べ04｣って更新されてますか？？私の画面だと3の後に5なので…もし私の間違いでしたら本当に申し訳ありません！これからも頑張ってください！ (4月13日 15時) (レス) id: db34b7de60 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - れいさん» れいさん、コメ＆ご指摘ありがとうございます！読んで頂いた方に不快な思いをさせてしまいこちらこそ申し訳ございません。自分でもよく分からない間違いに思わず笑ってしまいました笑また見つけたらお気軽にお申し付け下さい！ (4月13日 8時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2024年2月27日 7時
