ホグワーツ特急に乗って03 ページ3
「何処にあるの？」
ハリーが質問すると、セレナは思い出しながら答えた。
昔、
「スカンディナヴィア半島にあるって聞いたわ」
「本にも書いてなかったわ！どうしてセレナが知ってるの？」
「養父はお母さんから聞いたって。どうも親族にいたらしいわ」
セレナがそう答えると、ロンが「僕の家系図より君の家系図の方が気になるよ」と肩を竦めた。
セレナも同意するように小さく頷くと、話を続けた。
「学校同士対抗意識があるから、本来は知らないで当然よ。誰にも秘密を盗まれないように学校を隠してるの」
「そんな馬鹿な！ダームストラングだって、ホグワーツと同じくらいの規模だろ？バカでかい城をどうやって隠すんだい？」
ロンの言葉に、ハーマイオニーが「ホグワーツも隠されてるじゃない！」と驚いた。
「『ホグワーツの歴史』を読んだ人なら皆わかるけど、学校自体に魔法がかけられてるの。マグルが見ると朽ちかけた廃墟に見えるだけ。入口の看板に『危険、入るべからず。危ない』って書いてあるわ」
ハーマイオニーの解説に感心したように頷くハリーとロンに、セレナは二本指を立てて説明をつけ加えた。
「ちなみに学校にかけられてる魔法は二つ『マグル避け呪文』と『位置発見不可能魔法』……地図にも載せられないようにしてるのよ。もしかしたら学校にもハリーや私の持ってる忍びの地図でも見つけられない部屋があるかもしれないわね」
「その話は唆るかも……」
「うん……」
ロンとハリーの興味を引いたところで、丁度よくコンパートメントの扉が開いた。
現れたのは、クィディッチワールドカップでも出会ったシェーマスとディーン、それとネビルだった。
シェーマスはあの時間が名残惜しいのか、緑のロゼットを身に付けており、話題は自然とワールドカップの話へと移り変わっていた。
一気に声量が上がったコンパートメントにセレナは頭を押えると、ハーマイオニーが気を利かせて肩を貸してくれた。
「ごめんなさい、ハーマイオニー」
「良いのよ。着いたら起こしてあげるわ」
ハーマイオニーが優しく頭を撫でると、セレナは自然と目を瞑り深い眠りについたーーー。
「ーーーのーーは、教えーーー」
「ーるさーー！」
「やめー、ーーーが起きるー！！」
最悪な目覚めだった。
眠ったおかげで頭がスッキリした分、見えた景色が壮絶な場面でセレナは起きることをやめたくなった。
緑と銀のネクタイが青い瞳にちらりと映り、その者の手にはロンのドレスローブが握られていた。
「どうして貴方がいるのかしら、セオドール・ノット」
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れい - 『ハリーポッターと終末の子 11』お疲れ様でした！空いた時間があれば「これ読むか！」となるぐらい大好きで、マジでいつも読んでいます！コメントしすぎでウザかったら、本当にごめんなさい！でもそれぐらい大好きなんです！『終末の子 12』でも、お世話になります！ (4月16日 15時) (
レス) @page50 id: d760ec90d4 (このIDを非表示/違反報告)
Tumu(プロフ) - こちらこそ丁寧に対応していただきありがとうございます！これからも陰ながらですが応援させていただきます！ご自分のペースで無理せず頑張ってください！！（返信ご無用です！） (4月14日 20時) (レス) id: db34b7de60 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - Tumuさん» Tumuさん初コメありがとうございます！こちらのミスでupされてなかったようです。大変申し訳ございません。それと、教えて頂きありがとうございました！またご指摘ありましたら、お気軽にお声掛け頂きたいです！ミスの多い私ですが引き続き応援よろしくお願いします！ (4月14日 13時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
Tumu(プロフ) - コメント失礼します！はじめまして、毎日更新楽しみにしています！私のスマホのバグてかだったら申し訳ないんですけど、｢杖調べ04｣って更新されてますか？？私の画面だと3の後に5なので…もし私の間違いでしたら本当に申し訳ありません！これからも頑張ってください！ (4月13日 15時) (レス) id: db34b7de60 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - れいさん» れいさん、コメ＆ご指摘ありがとうございます！読んで頂いた方に不快な思いをさせてしまいこちらこそ申し訳ございません。自分でもよく分からない間違いに思わず笑ってしまいました笑また見つけたらお気軽にお申し付け下さい！ (4月13日 8時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2024年2月27日 7時
