ホグワーツ特急に乗って01 ページ1
「頭痛い……」
「大丈夫？ご飯だけ食べたら寝てても良いからね」
セレナがハーマイオニーに起こされ襲ってきたのは、激しい頭痛だった。
痛みの引かない頭のまま下に降りると、ハリーが甲斐甲斐しく水を持ってきたりと世話をしてくれた。
そんな中、モリーが慌ただしく騒ぎ立てた。
「アーサー！魔法省からの緊急の伝言ですよ！」
モリーの言葉に、アーサーは前後逆さまの服で登場すると、暖炉の火の前に屈んで話し出した。
子供たちが興味津々に覗き込むと、炎の真ん中にセドリックの父であるエイモスの顔が映っていた。
「あれってどうやってるの？」
「ネットワーク、つまり暖炉同士繋がっていればフルパウダーを暖炉に振って相手に話しかけるだけで会話が出来るのよ」
「じゃあ学校とシリウスの家が繋がってたら、あれが出来るんだね？」
「繋がってたらね」
セレナの説明にハリーとハーマイオニーは感心したように頷くと、今度はひっそりと聞き耳を立ててアーサーとエイモスの会話を盗み聞きした。
「『マッドアイ・ムーディー』の家の庭に誰かが侵入した？」
「そもそも誰なの？」
ハリーの疑問に、話を聞いていたチャーリーとビルが話し始めた。
「『マッドアイムーディー』は今は引退してるが、昔は魔法省で働いてたんだ」
「往年のムーディーは偉大な魔法使いで、確かダンブルドアと旧知の仲だった」
「親父の職場に連れて行ってもらった時、一度だけ会った。腕っ扱きの『オーラー』つまり『闇払い』……」
「『闇の魔法使い捕獲人』のことさ」
「変人だけどな」
フレッドの最後に付け加えるように言った言葉を抜けば、とてもすごい人だと思ったハリーはただただ感嘆した。
しかしセレナはその素晴らしい功績に対し、眉間に皺を寄せながら呟くように言った。
「逆恨みとか過ごそうね」
「ああ、ムーディーのおかげで独房の半分は埋まったからな。逮捕された奴の家族とかが主だけど……それに、歳とって酷い被害妄想に取り憑かれるようになったらしい。もう誰も信じなくなって……あらゆる所に闇の魔法使いの姿が見えるらしいんだ」
今回の犯人がその類いの者の仕業かどうかは分からないが、そのマッドアイの家が襲われたことは確かだ。
アーサーはエイモスから情報を聞き出すと、キングズクロス駅まで見送れないことを謝りながら急いで現場へと向かった。
続いてパーシーが「クラウチさんが僕を頼り始めた」と魔法省に向かい、見送りはビル、チャーリー、モリーとなった。
モリーによって村の郵便局で手配されたタクシーに乗ってキングズクロス駅まで向かうと、ごった返す人の並の影に隠れながら、九と四分の三番線に潜り込んだ。
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れい - 『ハリーポッターと終末の子 11』お疲れ様でした！空いた時間があれば「これ読むか！」となるぐらい大好きで、マジでいつも読んでいます！コメントしすぎでウザかったら、本当にごめんなさい！でもそれぐらい大好きなんです！『終末の子 12』でも、お世話になります！ (4月16日 15時) (
レス) @page50 id: d760ec90d4 (このIDを非表示/違反報告)
Tumu(プロフ) - こちらこそ丁寧に対応していただきありがとうございます！これからも陰ながらですが応援させていただきます！ご自分のペースで無理せず頑張ってください！！（返信ご無用です！） (4月14日 20時) (レス) id: db34b7de60 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - Tumuさん» Tumuさん初コメありがとうございます！こちらのミスでupされてなかったようです。大変申し訳ございません。それと、教えて頂きありがとうございました！またご指摘ありましたら、お気軽にお声掛け頂きたいです！ミスの多い私ですが引き続き応援よろしくお願いします！ (4月14日 13時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
Tumu(プロフ) - コメント失礼します！はじめまして、毎日更新楽しみにしています！私のスマホのバグてかだったら申し訳ないんですけど、｢杖調べ04｣って更新されてますか？？私の画面だと3の後に5なので…もし私の間違いでしたら本当に申し訳ありません！これからも頑張ってください！ (4月13日 15時) (レス) id: db34b7de60 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - れいさん» れいさん、コメ＆ご指摘ありがとうございます！読んで頂いた方に不快な思いをさせてしまいこちらこそ申し訳ございません。自分でもよく分からない間違いに思わず笑ってしまいました笑また見つけたらお気軽にお申し付け下さい！ (4月13日 8時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2024年2月27日 7時
