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九と四分の三番線04 ページ19

三人がマグルと魔法の世界の違いについて花を咲かせていると、ノックの後にガラガラと申し訳なさそうにコンパートメントの扉が開いた。

そこには今にも泣きそうな少年が立っていた。

「ごめんね。僕のヒキガエルを見なかった?」

その言葉に三人は顔を見合せたあと彼に対し首を横に振ると、少年はついに泣き出した。
セレナは立ち上がりポケットからハンカチを取り出すと、少年の涙を拭いながら落ち着かせるように背を優しく撫でた。

「いなくなっちゃった。僕から逃げてばかりいるんだ!」
「大切なペットなんだね。大丈夫、きっと見つかるよ!もし見つかったら私たち、すぐ貴方に教えてあげるから」
「ありがとう、ありがとう...!」

セレナの言葉に何度もお礼を言いながら、再び探すのかコンパートメントを出ていった。
ハリーは少年にした対応についてセレナを褒めたたえたが、ロンはスキャバーズを見ながら「僕なら無くしちゃいたい」と苦虫を噛み潰したような顔をした。

そんなスキャバーズを面白く変えてみようと思ったのだと言ったロンは、昨日上手くいかなかったらしい呪文をもう一度試そうと杖を取りだした。
セレナは彼の杖から芯が出ているのを指摘しそうになったが、とりあえずロンを見守ることにした。

「見ててーーー」

ロンが杖を構えたその時、再びコンパートメントの扉が開かれた。
今度は栗色のふわふわの髪をした前歯が少し大きい女の子が立っていた。

「誰かヒキガエルを見なかった?ネビルのがいなくなったの」

少し威張ったような口調のその女の子は、ロンの杖を構える姿に興味を示したようだ。
魔法をかけるところを見ようとロンの隣に座りこむと、ロンは咳ばらいをして杖を再び構えた。

「お陽さま、雛菊、とろけたバター。デブでまぬけなネズミを黄色に変えよ!」

ロンが杖を振ったが反応は一向になく、呪文が間違っているのではと少女は指摘した。
セレナも少女の考えに心の中で賛同するが、真剣に考え込むロンに口出ししなかった。

「まあ、あんまり上手くいかなかったわね。私も練習のつもりで簡単な呪文を試してみたけど全部上手くいったわ。私の家族に魔法族は誰もいないの。だから、手紙を貰った時驚いたし嬉しかったわ!だって最高の魔法学校って聞いてるもの...教科書はもちろん、全部暗記したわ。それだけで足りるといいんだけど...。

私ハーマイオニー・グレンジャー。あなた方は?」


この間ノンブレスである。
セレナたちは彼女の自己紹介に圧巻された。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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