▼36 壁 ページ36
「ふーん、お前がFBのねぇ…」そう小さく呟いて一人で何かを納得したあろまほっとさんと思わしき人は手前に座っていた紅ちゃんの隣にある椅子を引きどかっとそこに座った。
私と紅ちゃんはと言うと突然の彼の行動にギョッとするしかできなかった。
「あ、どーも。俺は知ってると思うけどあろまです。FBからだいたい話は聞いてまーす」
席を立った時にさりげなく手にはコーヒーカップを持っていた彼は自分の持ってきたカップに口を付け何食わぬ顔で普通にコーヒーを飲む。
喉仏…。
ごくんと動く喉仏に目を取られていると目線がこちらに向けられ慌てて目をそらす。
「あいつのこと好きなの？」
突然投下された爆弾にまたギョッとする。一方で紅ちゃんはすぐにニタニタしだす。
「ファンとして好きです」
「見たところお前はファンとしての好きじゃなさそうだけどね」
彼の有無を言わせない眼差しに何とか抵抗を見せるが彼にはお目通しなようで。
もう一度コーヒーを口に含む。
「お前はそれが壁なわけね」
「…え？」
「なーにお互いに壁を作ってるのかねぇ…」
空になったカップを見つめながら楽しそうに笑うあろまさんに何て返したらいいかわからなくて、しばらく私と紅ちゃんは顔を見合わせてお互いに首を傾げた。
「まあ、素直になりなよ」
そう言ってあろまさんは帰って行った。
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有馬(プロフ) - 007さん» お久しぶりです！あれはもう夢のコラボですね…本当…(;_;) (2019年8月14日 18時) (
レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
007(プロフ) - ご無沙汰してます！007ですー！有馬さんの小説が好きすぎてなんて言っていいのか分からないくらい好きです………。ハマリましたか…dに…僕はコラボ前から好きだったんでもう夢のコラボでしたよ… (2019年8月4日 2時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 雨色たまねぎ。さん» はじめまして、コメントありがとうございます。 嬉しいお言葉ありがとうございます。描写や心情が皆様にしっかり伝わるよう、これからも精進していきます(^^) (2019年6月6日 15時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
雨色たまねぎ。 - わわわ、…好きです、(文の書き方が好み過ぎる) (2019年6月2日 13時) (レス) id: c4ee0c2392 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - すみれいんさん» 初めまして、コメントありがとうございます。そのお言葉がとても嬉しいです(;_;)ありがとうございます！！ (2019年5月19日 12時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有馬 | 作成日時：2019年1月30日 23時
