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▼02 紅ちゃん ページ2

それは数日前のこと。


「…FBときっくんが?!」


オーバーサイズのトレーナーに口元を埋めて「そうだって言うの四回目だよ」と呆れ気味に言うのは友達の紅ちゃん。


こう見えて夜のお仕事をしていてNo.2だ。
紅ちゃんが綺麗なドレスを身に纏って髪をクルクルに巻いてお化粧をするとただでさえ綺麗なお顔がもっと綺麗になる。


そんでもってトークも上手いから、なんでこんな子が私と友達なんだろうとよく思う。


「え…紅ちゃんのお店にFBときっくんと他諸々が来て…? MSSPって知って私のこと話した上に写真見せたら…? FBが私の顔がタイプで、お、お会いしたいとおっしゃっていたと…?」
「だーからそうだって。その復唱は5回目」


これまた呆れ気味に野菜ジュースを飲む紅ちゃん。


この光景も何度も見た。それでいまだに信じられない。


夜のお店にFBさんが行くことは人間だからありえるにしたって、そこで私の顔がお気に召された上に会いたいとおむしゃぅているなんて…。


噛んだ。動揺しすぎて噛んだ。


「世界が終わる…」
「ノストラダムスでも外したんだからAちゃんの一言で終わるわけないでしょ〜」


ケラケラと盛大に笑う紅ちゃんは笑い上戸だ。


「で、会うでしょ?」


当然だよねとゆーような顔をして不敵に笑う。


「会えない…」
「はぁ?!」


「ここまで引っ張っといて?!」とため息混じりに乗り出していた体をソファに埋める紅ちゃん。


「なんで? 好きな人に会いたいって言われてるんだよ。嬉しくないの?」
「…嬉しいけど、それ以上にファンの私が会ったら他のソウルメイトに失礼というか…」
「あのさ、これはもう縁でしかないんだよ。後ろめたい気持ちはわかるけど、こうやって会えるのはAの縁」


紅ちゃん、最もっぽいこと言ってるけど私の問題は縁では片付けられないのだよ…。

▼03 チョコレートブュッフェ→←▼01 第一章 どうしてこうなった?



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有馬(プロフ) - 007さん» お久しぶりです!あれはもう夢のコラボですね…本当…(;_;) (2019年8月14日 18時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
007(プロフ) - ご無沙汰してます!007ですー!有馬さんの小説が好きすぎてなんて言っていいのか分からないくらい好きです………。ハマリましたか…dに…僕はコラボ前から好きだったんでもう夢のコラボでしたよ… (2019年8月4日 2時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 雨色たまねぎ。さん» はじめまして、コメントありがとうございます。 嬉しいお言葉ありがとうございます。描写や心情が皆様にしっかり伝わるよう、これからも精進していきます(^^) (2019年6月6日 15時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
雨色たまねぎ。 - わわわ、…好きです、(文の書き方が好み過ぎる) (2019年6月2日 13時) (レス) id: c4ee0c2392 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - すみれいんさん» 初めまして、コメントありがとうございます。そのお言葉がとても嬉しいです(;_;)ありがとうございます!! (2019年5月19日 12時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有馬 | 作成日時:2019年1月30日 23時

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