fragrance memories《2》 (ページ9)

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報告ページ9

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『俺、Aと付き合った。』

付き合ってしばらく経ってから昼休みの時
純喜と蓮にAとの事を言った。

純「ガチ！？いつから！？」

蓮「なんとなく気づいとったけどね。」

驚く純喜となんとなく気づいてた蓮。

あの日家に帰ったAはなんだかいつもより
機嫌が良かったらしく勘が鋭い蓮は
薄々気づいてたらしい。

純「え、拓実は！？拓実と付き合ってたんやないん？」

『俺達の勘違い。
付き合ってなかったって。』

蓮「まぁ拓実の事だから返事はいらないとか
言ったんじゃないと？」

やっぱり蓮は鋭い。
自分の声が聞こえたんじゃないかとたまに
自分を疑う時がある。

蓮「まぁでもどっちみちAを泣かせたりしたら
瑠姫でも許さんよ。理由によるけどね。
妹をよろしくお願いします。」

『大丈夫。泣かせないから。
よろしくお願いします。』

純「娘さんを下さい的な流れやな。
間におる俺少し気まづいんやけど。」

『またそういう報告もするよ。』

蓮「早いから。」

そんな会話をしている途中ふと運動場を見ると
Aの姿があった。

もちろん隣にはいつも一緒にいる子達と、拓実。

今までも拓実と並ぶみさきを見てきたはずなのに、
彼氏になった今はその光景がモヤモヤする。

蓮「瑠姫嫉妬してんの？あの2人見て。」

『まぁ、そうやね。』

蓮「ふーん、蓮は嫉妬深いタイプか。
大丈夫かな、A。」

『どういうこと？？』

蓮「多分拓実と離れるの無理だよ、A。
拓実は大切な友達って言ってたから。」

離そうなんて考えてないけど、俺の事は
忘れないで欲しい。

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