fragrance memories《2》 (ページ8)

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俺の告白をOKしてくれて嬉しいんだけど、
1つ疑問に思うことがある。

『Aって拓実と付き合ってるんじゃないの？？』

「え？何で拓実？付き合ってないよ。」

『拓実から告白されたって聞いてたし、
仲良さげにいつも一緒にいるから付き合ってると思ってた。』

「返事はいらんって言われた。
気になってる人いるでしょって。」

そういう事だったんだ。

拓実は自分が断られるかもしれないって思ってたし
しかも自分から返事はいらないって言ったんだ。

自分の気持ちよりみさきの気持ちを優先させて、
今まで通りでって。

俺だったらそんな事できない気がする。

断られても友達のままでいられる自信がないかもしれない。

『かっこ悪···。』

「ん？何か言った？？」

『あ、いや、何も。』

「そっか！···ねぇ、瑠姫くん」

『ん？なに？？』

「毎年12月15日は2人でここに来ない？」

驚いた。
俺も同じ事を言おうと思ってたから。

『俺も同じ事言おうとしてた。
絶対くる。』

「約束ね。
まぁ無理なら近い日にちに！」

『分かった。約束。』

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