fragrance memories《2》 (ページ35)

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「ちょ、笑。瑠姫くん変な顔、笑。」

『ははっ、Aこそいつもの可愛い顔が
台無しだわ笑。』

「瑠姫くんがしたんやけんね。」

そんな事をしていると、Aごめん遅れたと
優紀ちゃんと他の子達が来た。

優「ちょっと2人とも何その顔！？」

「へへっ、瑠姫くんと描き合いしてた笑。
ね、瑠姫くん。」

『···ふっ。でも楽しかったしいいんじゃん？』

優「はぁ、、本当にバカップルだ。」

［瑠姫くんが笑ってる。］

［えっ、めっちゃ笑顔可愛い···。］

3人で話してると他の子の声が聞こえて
そっちを向くと多分Aと同じクラスの子がいた。

···やってしまった。
他に人がいるの忘れてた。

こんな顔だしどうしようかと考えてたら
優紀ちゃんが他の子に、瑠姫くん意外と笑うんよ！と
自慢げに話してて何故かAも自慢げな顔をする。

そんな顔をしてたと思えば、
待って。と1人でブツブツ言ってる。

『どうしたの、独り言言って。』

「瑠姫くんが笑ったら瑠姫くんの魅力が
また皆に伝わってしまう。」

『ダメなの？』

「瑠姫くんまたモテ期きちゃうわ〜。」

どうしよ〜と頭を抱えてるAを見て
笑えば、また笑った！と女の子達が言って、
気づけばさっきより数人人が増えてた。

『顔洗い行こ。』

その場から離れたくてAの手を掴み
その場から離れた。

せっかくAと楽しい時間過ごしてたのにな、と
思いながら。

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