バースデーボーイ ページ29
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(You side)
「お兄ちゃん、瑠姫くんの誕生日っていつ？？」
まだまだ暑いけどもう秋と言える時に
そういえば瑠姫くんの誕生日知らないなと思って
お兄ちゃんに聞いてみた。
蓮「11月19日。
あと少しじゃん。」
「え···、ほんとだ。もうすぐじゃん。
瑠姫くん何が欲しいかな。」
蓮「Aがあげる物やったらなんでも
嬉しいんやない？？
瑠姫、Aの事大好きやし。」
「なにそれ。大好きでも嫌な物貰ったら
嬉しくないでしょー。」
めっちゃ適当に答えてくるお兄ちゃん。
少しは一緒考えてよと言うと、プレゼントなんだから
自分で決めんと、って。
プレゼントなんてろくにあげたこともないのに
何を選んだらいいか全然分からない。
とりあえず携帯で調べてみようと携帯を開く。
考えると私って瑠姫くんの事
ちゃんもと知らないんだなとつくづく思う。
蓮「A、顔凄いことになっとるよ。」
真剣過ぎたのか眉間に皺がよってたみたいで
お兄ちゃんに顔真似された。
···絶対バカにしてきとるやん。
「もう何やったらいいのか分からん〜。
助け求む。」
蓮「本当になんでも嬉しいけどな。俺やったら。
自分の為に選んでくれたものやし。」
「そんなもんなのかな〜。」
蓮「瑠姫やったら絶対なんでも喜んでくれるけん
心配せんでいいでしょ。」
お兄ちゃんが絶対大丈夫って言ってくれるから
それを信じてプレゼント選ぶことにした。
でもやっぱり心配ではあるけど···。
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作者名：みみ | 作成日時：2023年8月20日 0時
