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公園に着くとAはベンチに座って
携帯を触っていた。
「あ、瑠姫くん。お疲れ様！
はい、これ。好きでしょ。」
俺の存在に気づき俺の元に来たAは、
コンビニで最近発売された新作の俺が好きな
飲み物を持って渡してきた。
『ありがとう。うん、好きなやつ。』
「良かった。瑠姫くん好きなやつやんと思って。
買ってよかった。」
あっち座ろ。そう言ってベンチに向かうAが
凄く愛おしく感じた。
飲み物を鞄の中に入れてAを抱きしめた。
どうしたのと言うみさAがくるっとこっちを
向いたけど、そのままもう一度。
「ちょ、瑠姫くんどうしたん。」
『みさき、好き。』
「···///っ、私も瑠姫くん好きだよ。」
あぁもうダメだと思った。
今まで我慢してたのが溢れそうになった。
抱きしめてたAを少し離してじっと見れば
照れくさそうに笑うA。
顔を近づければぎゅっと目を瞑るAを見て
愛おしく思いながら初めてキスをした。
『ごめん、嫌だった？』
「ううん、全然嫌じゃない。
·····初めてだったから緊張して。」
『え！そうなの？？』
初めてという事にめちゃくちゃ驚いた。
高校生で初めてとか引くよねなんて
Aは言うけど、
「全然引かないよ。
···むしろ嬉しいし、俺が初めてでよかったかなって
思ってる。」
『良かったよ。瑠姫くんが初めてで。
私も瑠姫くんとしたいって思ってたし。』
最後に向けて声が小さくなって下を向くAが
可愛くてぎゅーっと抱きしめた。
なんだ、この可愛い生き物は。
多分今の俺キモイくらいニヤついてるんだろうな。
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作者名：みみ | 作成日時：2023年8月20日 0時
