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「嫌なら断れば良かったじゃないか」
結局私はダメもとで兄さんに連絡してみたら
うんいいよと二つ返事で返ってきた
しかも、旅団の団長のアポつきで
「ヒソカに難しいと言われたらそこでダディに言って諦めて貰おうとしたんだよ」
「ふぅん、Aは甘いねダディに」
「ヒソカは私のお願いに甘いね」
「生き別れてた妹なんだもの、可愛いに決まってるじゃないか♡」
「胡散臭いなぁー」
私の実の兄がヒソカだと知ったのは2年前で、それまでは自分に血のつながりがあるなんて考えたことも無かった。その事は後々にということでここでは割愛させてもらうけど
今回の仕事はほんとにめんどくさいし、そんなにすんなりいくとも思わないしこの兄も胡散臭い人だからハメられててもしかしたら大変なことになるかもしれないしめんどくさいに尽きるんだけど
困ったことに幻影旅団というものに好奇心がビンビン反応してしまっているの
めんどくさいと思いながらもハッキリ断らなかったのはそれのせい、
「旅団かー」
「今、旅団欠けてる番号あるからAなら入れると思うよ、推薦しようか？」
「いや、入らないからいい」
「そう、残念♤」
ずっと同じ速度で動いていた兄さんの足がゆっくりと止まり振り返った
「さぁ着いたよ、彼はここの地下で待ってる」
兄さんが階段を降りていくのに続いて私も降りていく、階段を降りるたびに自分が意外と冷静になっていくのに少し驚いた
ガチャッと兄さんがドアを開け中に入ると、ステージに座っている男がこちらを一瞥した
「やあ団長、A連れてきたよ。」
この人が団長か、、黒い服に黒い髪はオールバック、黒い大きな目に異様なオーラ。私にはとんでもない死神のように見えた
「お前がAか、クロロ=ルシルフルだ」
これは、想像以上だった
「どうも、よろしく」
はぁ、今すぐ帰りたい
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作者名：騎琉 | 作成日時：2018年1月14日 0時
