#361 ページ13
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一先ず、おばけでないことにカイくんと共にホッとしていれば
「…はい、このくらいの背の女の人なんですけど、」
「………、」
「……ほぉ、他に特徴は」
「えっと、髪型がー…」
カイくんがAちゃんの髪型や服装を伝えればゆっくりと頷くお爺さん。
「…ここにおった、」
「っは、？！本当ですか、？！」
やっと掴んだ手掛かりにホッと胸を下ろしたのも束の間、
「隣に男がおって、、話しているのを見た」
「男の人……？」
「……それで、その子はどこに、」
「…それはわからん」
「「え、」」
「しばらくして、そっちに目を向けた時にはその男一人じゃった」
………一体その後Aちゃんはどこに行ったんだろう？
「そう、ですか…、その男の特徴教えてもらえませんか？」
「お願いします、」
「…んん、大きなスーツケース」
「スーツケース…？」
「その女の子と話している時には見かけなかったんだが、、彼女が帰ってから大きなスーツケースをまあ重そうに引き摺っておったよ」
スーツケース…？
どっか行くのか？旅行？向かった先は空港とか…？
ぐるぐる思考を巡らせている俺の横でカイくんがそのお爺さんにお礼を言っているのが聞こえる。
「…今度きちんとお礼させて下さい。凄くいい情報をありがとうございます」
「…？おお、」
綺麗に礼をするカイくんにつられるようにして俺も礼をすれば"行こう、"と足を進めて手にスマホを持ち出すカイくん。
「ちょっ、カイくん、いい情報って、」
「…Aちゃんもしかしたらそのスーツケースの中に入れられたのかもしれない」
「……っえ、？！」
「あくまで俺の予想だけど。」
カイくんの真剣な瞳にゾクっと体が震える。
もし、そんなとこに閉じ込められていたとしたら。
Aちゃんのことを思うと胸が痛くて辛くて。抑えられない感情を拳を握ってグッと耐えた。
「…とりあえず柳田さんに連絡してこの公園付近の防犯カメラにそういう奴がいないか探してもらおう」
「……ん、」
「…ジロちゃん、大丈夫」
「……カイくん、」
「俺らの力で助け出そう。…きっとジロちゃんのこと待ってるよAちゃん」
俺が安心するように柔らかく笑うカイくんに俺もゆっくりと頷いた。
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作者より
次回よりAちゃんsideに戻ります
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misa(プロフ) - SHOさん» SHO様！ず〜っとお待たせしてしまっていてすみません、ありがとうございます（ ; ; ）ドキドキのこれからの展開をまた見守って頂けると嬉しいです。更新頑張りますね！ (2022年10月2日 12時) (
レス) id: 588646304f (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - ぽかりさん» ぽかり様！いつもお待たせしてしまいすみません。ジロちゃんチャージできてよかったです。またチャージしてもらえるように頑張ります！ (2022年10月2日 12時) (レス) id: 588646304f (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - 9reika8さん» 9reika8様！初めてコメントありがとうございます！そして何周も読んでくださっていて嬉しいです（ ; ; ）更新またできるように頑張りますね。応援ありがとうございます！ (2022年10月2日 12時) (レス) id: 588646304f (このIDを非表示/違反報告)
SHO - misa様♪お久しぶりです(*>∀<*)ず〜っと！楽しみにお待ちしておりました(*^^*)なんだかドキドキの展開ですが、二人のこれからの行方を楽しみにお待ちしておりますね♪是非!頑張って下さいね(*>∀<*) (2022年8月24日 15時) (レス) @page20 id: 916623781e (このIDを非表示/違反報告)
ぽかり - 待ってましたよ〜（ ; ; ）♩♩更新ありがとうございます。久しぶりにジロちゃんチャージできました(*^ω^*) (2022年8月23日 13時) (レス) id: 2a2c4bb7a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Misa | 作成日時：2021年6月13日 18時
