#306 ページ8
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廉「…やっときた、」
「…ジロちゃんはや、」
『え、カイくん、？！』
「ごめんね、Aちゃん」
カイくんもジロちゃんの後に続いて走ってやってきて。わたしの隣に並ぶと手を合わせて謝った。
ジロちゃんというとまだわたしの背中から腕を回したまま抱きしめていて。
『…え、？』
優太「何それ、どういうこと、？！」
廉「カフェの時からずっとおったもんな」
「……」
『え、そうなの？』
「やっぱりバレてたか。…ごめんね、つけるみたいなことして、」
『ううん、大丈夫だけど、なんで、』
「それは、、、ジロちゃんに聞いて」
「……」
背中からはジロちゃんの返答がない。
ジロちゃんは今何を思っているの？
どんな顔をしているの？
黙っているジロちゃんに変わって話始めたのは廉で。
廉「……本気なん？Aのこと」
『ちょ、廉、？！』
いきなり何を言うのかと思えば。
正面から真っ直ぐにわたし越しにジロちゃんを見ながらそう言う廉。
「もちろんです」
『……っ、』
廉「泣かせたらほんま許さへんよ？」
『……、』
そう言う廉の顔は本気で。
「絶対そんな思いさせません」
迷いのないジロちゃんのその声に安心したのはわたしの方で。
胸がぎゅっとなる。
廉はしばらくジロちゃんを見つめていたけれど。
ふっ、と笑ったかと思えば廉がわたしから手をゆっくりと離した。
廉「、、ま、あとは２人でゆっくり話したらええよ。ほら、岸さん、と、カイくんやったっけ？先行ってよー」
「え、俺もですか？」
廉「そ、飯や飯ー！」
今度は廉の手がカイくんを掴んで。
戸惑うカイくんと優太くんを他所にズカズカと歩き始める。
廉「…あ、」
何かを思い出したかのように。ぐるっと振り向けばわたし越しにジロちゃんを見ていて。
廉「…幸せにしてやってな」
「…はい」
『……っ、』
ジロちゃんの言葉を聞けば満足そうに廉は笑って優太くんとカイくんを連れて先を歩いていった。
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misa(プロフ) - えるもさん» えるも様！もちろん覚えておりますよー（ ; ; ）！！お元気でしたか＾＾？まだ見て下さって頂けていたこと、本当に嬉しく思います（ ; ; ）ドキドキな展開を楽しんで頂けるよう頑張りますね＾＾最後までよろしくお願いします！ (2021年6月20日 20時) (
レス) id: 0c10dc59de (このIDを非表示/違反報告)
えるも - お久しぶりです！！私の事覚えてますか…？Part1からずっと見てきてるんですが毎回面白くてすごいと思います！オリジナルの話もドキドキで楽しみにしてます！最後まで見届けさせてください！ (2021年6月19日 11時) (レス) id: a3652aafe2 (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - ぽかりさん» ぽかり様！嬉しいお言葉ありがとうございます！これからもジロちゃんに会ってください＾＾Part8もよろしくお願いします＾＾ (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0c10dc59de (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - なつきさん» なつき様！尽くしてくれますよね、きっとジロちゃんなら！笑 嫌な展開、、醸し出させております。笑 そして毎度嬉しいお言葉をかけてくださること感謝しております！完結までよろしくお願いします＾＾ (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0c10dc59de (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - mさん» m様！どこでしょう？笑 いつもありがとう引き続きよろしくねー（ ; ; ） (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0c10dc59de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Misa | 作成日時：2021年1月23日 22時
