#337 ページ39
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そしてまた震え出すわたしのスマホ。
「……こっわ、マジ危ない、、Aちゃん大丈夫？怪我なかった？」
『…、っ、わたしは、なんとも、、ジ、ジロちゃんは、？！』
「いや、俺は全然。風であそこから落ちたのか、、ったく、あんなとこに置いちゃ危ないよな」
ジロちゃんの視線の先、雑居ビルの窓の蓋には確かに他にも鉢植えがある。
けれど、これはきっと風なんかじゃなくて、、、
〜♩〜♩〜
『……っ、』
そして立て続けに震えるスマホに、恐る恐る目を向けた。
"そいつと別れて"
"僕が迎えに行くから"
"これは僕と君の秘密"
『……っ、！』
そしてその後最後に届いた内容に全身の血の気が引いていく。
「あの店の人に声掛けてくるね」
『え、、？』
また落ちてきたら危ないし、とゆっくり歩み出そうとするジロちゃんの腕を咄嗟に掴んだ。
『……や、だ、ダメ。行かないで』
できるだけ、ビルから距離を取るようにジロちゃんの腕を引っ張って移動する。
「え、でも、危ないから、」
『警察に、連絡しとこ、、お願い、ジロちゃん行かないで、』
「…Aちゃん？」
『…お願い、』
縋るようにそうジロちゃんにそう言えば眉を下げてわたしが落ち着くようにゆっくりと抱きしめてくれた。
「…ん、わかった、そうしよ」
そうして背中を撫でてくれるジロちゃんの手が暖かくて、温もりがあって心底ホッとした。
もし、あの植木鉢が当たっていたら、と考えるとこの温もりはないはずで。
そうだと考えるだけで涙が溢れ出る。
「…Aちゃん？泣いてるの？」
『…当たらなくて、、よかった、』
「…大丈夫だから、、ね？」
わたしが安心するように涙が溢れ出る顔を覗き込みながら頭を撫でてくれる。
優しく笑いかけてくれるジロちゃん。
『……ん、』
絶対にジロちゃんはわたしが守る。
"もし言ったら次は彼の命はないよ？"
.
作者より
＊ありがたいことにインスタを教えて下さいという問い合わせがありまして。メッセージにて随時お応えさせておりますのでなにかあればそちらにお願いします。ただ、常識のある方のみですので悪しからずです。
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misa(プロフ) - えるもさん» えるも様！もちろん覚えておりますよー（ ; ; ）！！お元気でしたか＾＾？まだ見て下さって頂けていたこと、本当に嬉しく思います（ ; ; ）ドキドキな展開を楽しんで頂けるよう頑張りますね＾＾最後までよろしくお願いします！ (2021年6月20日 20時) (
レス) id: 0c10dc59de (このIDを非表示/違反報告)
えるも - お久しぶりです！！私の事覚えてますか…？Part1からずっと見てきてるんですが毎回面白くてすごいと思います！オリジナルの話もドキドキで楽しみにしてます！最後まで見届けさせてください！ (2021年6月19日 11時) (レス) id: a3652aafe2 (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - ぽかりさん» ぽかり様！嬉しいお言葉ありがとうございます！これからもジロちゃんに会ってください＾＾Part8もよろしくお願いします＾＾ (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0c10dc59de (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - なつきさん» なつき様！尽くしてくれますよね、きっとジロちゃんなら！笑 嫌な展開、、醸し出させております。笑 そして毎度嬉しいお言葉をかけてくださること感謝しております！完結までよろしくお願いします＾＾ (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0c10dc59de (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - mさん» m様！どこでしょう？笑 いつもありがとう引き続きよろしくねー（ ; ; ） (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0c10dc59de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Misa | 作成日時：2021年1月23日 22時
