訪問者 ページ44
何時間ベッドの中にいただろう、何時間こうしてたかな
ずっと横になっていたのに、一睡もしないまま 考え事をしていた。
ピンポーン...
こんな時に 誰だろう...
重い体を引きずり起こして ベッドを出ると外はもう暗くなっていて、自分が何時間もベッドの中にいだことが分かった。
はぁ 頭ズキズキする...
ガチャ...
大貴「A？」
「、大ちゃん...」
大貴「よかった、入っていい？」
「うん」
部屋の中に入っていく大ちゃんの後ろ姿を見て、今日 家に行く約束していたことを思い出した。
「ごめん、家行けなくて...」
大貴「いーのいーの、とりあえず これ食べな？」
「ありがと、」
私が元気ないの知ってたのか分かんないけど、私の好きなお寿司をたくさん買ってきてくれた。
大貴「これ、で、元気出るかな？」
「ふふ、...ありがと、げんきでた」
多分、光くんとかに泣いてたこと聞いたんだよね。
でも何も聞いてこない大ちゃんの優しさが身にしみる。
大ちゃんとくだらない話してるだけで、なんか 悩んでたことがアホらしく思えてきた。
「私は、...やっぱり大ちゃんがいないとダメみたい」
大貴「ええ？笑 どうしたの急に」
ソファに座った私の膝に 寝転んでくる大ちゃん。
下から見られるの恥ずかしいわ...
「ん〜？なんとなく」
大貴「俺の方が Aがいないとダメ」
「お互い様だね」
大貴「だって今日もさ、A、途中でバイト帰っちゃったからさ 俺ずっと上の空だったんだよ
でもこうやって会いにきたら、すぐに安心しちゃう」
「心配かけてごめんなさい、ちょっとお腹痛かったの」
大好きな人になら、優しい嘘だってつける。
大貴「ん、そっか」
多分大ちゃんは、嘘ついたことわかってる
でもね、こうやってまた私を甘やかしてくれるの。
大貴「あっ、今日さ 高木が友達連れてきてさ」
、、、
大貴「岡本さんっていうんだけど、すんげーいい人だった」
、、、
大貴「高木と同じバイト先らしくてさ、どこだっけな あの駅前にあるでっかいビルの3階にある店、、名前忘れちゃった」
、、、
大貴「Aも今度挨拶しな？」
、、、
大貴「ん、A？」
「あっ、うん、そうだね、」
私は この先も 真っ直ぐに私を愛してくれる彼に、嘘をつかないといけない、のかな。
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みかん(プロフ) - こんなお店でバイトしたい！みんなの楽しそうな感じ、目に浮かんじゃいますね。このお話、好きです。これからも頑張って下さい！ (2018年2月13日 22時) (
レス) id: 54fbc623d8 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - るなさん» きゃーーーーーありがとうございます、めっちゃ嬉しいです 涙ちょちょぎれました (2018年1月7日 21時) (レス) id: 67de5f79a0 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - このお話ドストライクすぎます(>_<)更新頑張ってください！！ (2018年1月7日 20時) (レス) id: 8cb6705672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りり | 作成日時：2017年12月11日 23時
