Protect you 〜未満警察・ミッドナイトランナー〜

#45 ページ46

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5月3日。


わたしたちの作戦を決行する日がやってきた。









無事、外泊届けが受理されたわたしと窓から抜け出したカイくんジロちゃんと塀の外で合流。









そしてー、









「きた、」

「8338、」

『あれだね、』














向かいの建物から例の緑のバンが入っていくのを確認したわたしたちは顔を見合わせると借りていた防具を身につけた。









『、、っ、』




あれ、、緊張でなのか。上手くつけられない、









「大丈夫、？」

『あ、ごめん、ありがと』









手間取ってるわたしを見てカイくんがさりげなく手伝ってくれた。








「無理しないでね？」

『うん、ありがとう』









ジロちゃんも心配そうに頭を撫でてくれて少し気持ちも落ち着いた。







やる、って決めたんだからしっかりしないと！









パンっと両手で頬を叩いて気合を入れ直した。









ーーー・・・









「あ、あれ、」

「あの車だ、」

『うん、、』










倉庫内に入ればすぐにあの車が見えて。


その車の側に男２人。


わたし達に気付いたのであろう。

車を叩いて周りに知らせる声。









その声が上がってすぐ、車の後ろからぞろぞろと出てくる男達。



ざっと見ても20人くらいはいそう。









その中には鉄パイプを持っている人もいて。



、、、卑怯者。









「ああ〜、、すげぇ数だ、」

「行くぞ、Aちゃん、気をつけて」

『ジロちゃんに教えてもらったこと活かすから』

「ふっ、期待してる、」








そうして、

皆で一斉に走り出した。




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