見えない翼 Ⅱ (ページ34)

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Another story #9 ページ34

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『、、っ、』

そんな紫耀が堪らなく愛しくて。

『、紫耀、、』

「っ、？！/」

気づけばわたしから紫耀の綺麗な唇に自分の唇を当てていた。

『、、あ、や、これは、その、』

「、、、、/」

わたしの行動にびっくりする紫耀がいて。

わたしの割には積極的に行動した方だと自分でも思うから紫耀からしてみても予想外の行動だったのかもしれない。

ドギマギするのを誤魔化すように目を逸らしてみるも、紫耀の手によってそれは阻止されて。

名前を呼ばれたかと思えば顎に手を添えられ、今度は紫耀からキスが降ってくる。

『っ、ん、っ、！』

「、っ、、」

それはさっきのキスとは比べものにならなくて。深くて甘い。

「、、っ、Aがいけないんだからな、」

『な、に言って、んんんっ、』

口を開いたのを待っていたかのように、紫耀の舌が口内に入ってくる。

逃げるわたしの舌に絡みつく。
薄く目を開けると紫耀と目が合い、ふっ、と笑われた。

『んっ、、/』

「A、、」

しばらくのキスの後。紫耀とわたしを繋ぐ厭らしい糸。

「っ、しょ、っ、と」

『わ、っ、！』

余裕がなくてぼーっとしているわたしを抱き抱えたかと思えばそのまま寝室に連れていかれ、優しくベッドへと降ろされた。

『しょ、紫耀、ちょっと、待って、』

「ん、もう、大分待った、」

『でも、っ、か、髪濡れてるし、乾かした方がいいよ、』

「ふっ、いいよ」

"どうせすぐまたシャワー浴びることになるっしょ？"

そう笑ってみせる紫耀が色っぽくって。ドキドキが止まらない。

「煽ったAがいけないんだからな、」

『っ、/』

下から見上げる紫耀はすごく艶っぽくて、心臓の音がどんどん煩くなるのがわかった。

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作者より

次、裏有りかもですので苦手な方はお控えください。
っていうか、全然短編な感じではなく続いてしまっていますね、すみません( ; ; )