見えない翼 Ⅱ (ページ28)

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Another story #3 ページ28

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『、、、すっごくやり辛い』

「まあまあ♪」

肘をついて微笑んでこちらを見てるのは紫耀で。

無事、付き合うことになってからの単独インタビュー。

『ふう、じゃあ始めます』

「はーい」

『まずは、す、、、』

「す、？」

『好きなタイプを聞かせてください』

「一緒に笑っていられる子ですかね」

『ありがとうございます。好きな人には尽くすタイプですか？』

「どう思います？ちなみにAは？」

『あの、質問で返さないで下さい』

からかうように、にやっと笑って答える紫耀

「尽くしてあげたいですね。今まで気づかなかったけど、結構嫉妬するタイプみたいなんで。」

『、ちょ、！、ねぇ、使えないんだけど、今の』

「え？ダメだった？」

『ダメでしょ！』

「本当の事なのに、？」

『、、、』

そんな事いいつつ実際わたしの内心は浮ついていて。嬉しい気持ちが勝っている。

ふと顔を上げて見ればシュンとしている紫耀。

わかりやすい。

『、、わたしもです』

「へ？」

『わたしも、、好きな人には尽くしたいです。側にいれるだけ、いたいです』

「、、、」

言ってみて後悔。
カーッと顔が熱くなるのを感じたけれど、もう遅くって。

手で顔を覆うわたしにAー！と、紫耀が飛びついてきたのはそのちょっとあとのこと。

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