見えない翼 Ⅱ (ページ27)

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Another story #2 ページ27

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「、、、っ！」

「おーい、紫耀顔怖いぞ」

そんな岸くんの声なんてもう気にもならなくって。

気がつけばAの腕を掴み椅子から引っ張り上げていた。

『び、っ、くりした、！』

廉「、、、紫耀どした？」

「、、A、もう限界」

『、、へ、？っ、わ、！』

海斗「わー、」

勇太「、紫耀」

廉「、、、」

ぐいっと引き寄せ、すっぽりと俺の胸の中にAを納めると驚きの声をあげるメンバー、そして胸の中にいるAも目を見開き俺を見上げていた。

「、、、俺達付き合うことになりました」

玄樹「え？」

『ちょ、っ、あの、違うんです、』

「違くない。もちろん今大事な時期なのはわかってる。でも、もう、これ以上自分の気持ちに嘘をつくのは無理なんだ。」

俺の言葉にみんな真剣に耳を傾けてくれていて。

『、、、わたしも、同じです。皆さんにご迷惑をかけないようにします。紫耀と一緒にいさせてください』

あー、やば、可愛いぞ、この子。

ニヤニヤしそうな顔を必死に抑えて我慢。

廉「やっと吐いたか」

「え？」

『、、、』

廉「だってあからさまに目を逸らしてると思ったら紫耀はニヤニヤしたり怖い顔してたりわかりやすすぎやって」

「な、んなこと、！」

勇太「あー、やっぱそうだったんだ」

玄樹「おめでと」

優太「え、俺にはわからなかった」

海斗「さすが岸くん」

優太「ん？、それって褒めてなくね？」

『反対しないんですか、？』

勇太「してほしいの？」

玄樹「紫耀の初恋の話ならずっと聞いてきたしね」

海斗「うん、実って俺は嬉しい気持ちでいっぱい」

「みんな、」

廉「Aちゃんがとられちゃったのは寂しいけどなー」

そうAの顔を覗き込みながら言う廉。

『なっ、！/』

廉「ふっ、」

「おい、廉やめろ」

廉「怖いよー、紫耀くん」

優太「、、俺らなりにサポートするからさ」

「珍しく頼れる言葉、さすがリーダー」

優太「珍しくは余計じゃね？」

『ふふ、』

とりあえず無事、大切なメンバーに伝えることができました。

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