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時間が経つのはあっという間で。
それだけみんなを夢中にさせているんだろう。
King & Princeのことを大好きなファンの子たちにたくさんの笑顔を振りまきながら踊って歌って時にはファンサービスをして。
『、すごいですね』
佐々木「ね、みんな。活き活きとしてる。あ、平野くん来るわよ写真よろしくね」
『はい』
花道を通りながら少しずつ近づく距離。
でも、見れば見る程みんなが、
紫耀が、遠い存在に感じてしまう。
カメラを構えながらもそんなことを思っていた。
こちらの方に向けて笑顔を振りまく紫耀。
紫耀「、、、！」
カメラのレンズ越しに目が合った気がした。
その瞬間、驚いた表情を見せる紫耀。
と思えばすぐ満面の笑みで手を振ってくる。
カメラを目元から離して見るともうこっちは見ていなくて。反対を向きながらファンサービス中。
気のせい、かな？
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作者名：Misa | 作成日時：2019年8月10日 12時
