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あれから一週間。
紫耀のくれたメモと睨めっこするものの結局連絡はとらないまま。
『え、今日もですか？！』
「ええ、それがどうして？」
『あ、いえ、』
そんな日々を過ごしているうちに気づけばまた今日紫耀へのインタビューが入っていて。
佐々木さんと今日も一緒にまた現場へと向かう。
こうなるなら連絡先にしておくべきだったかな？
ガチャリ、ドアを開けるとそこにはもう紫耀はいて。
わたしを見るなり何か言いたげだったけど、佐々木さんの影に隠れて見ないふり。
着々とインタビューを進めていく佐々木さん。
「ではこれで終わりになります」
『ありがとうございました』
「佐々木さん、ちょっと次回のことで打ち合わせいいですか？」
「あ、はい、山田、ちょっとわたし席外すから。平野くん、ありがとうございました。失礼します」
スタッフさんに声をかけられ佐々木さんが出て行ってしまった。
部屋には紫耀との2人きり。
重い空気、 、、
いそいそと片付けを続ける。
早くわたしも出よう。
「なんで連絡くれなかったの？」
『へ、』
すぐ後ろには眉を下げた紫耀が立っていて。
ズキン、と胸が痛んだ。
「迷惑だった？」
『そんなこと、ない！でも、』
「でも？」
『紫耀はもうアイドルだし、その、迷惑じゃ、』
「なんで？"昔学校が一緒だっただけ"だろ？問題ねぇよ」
"昔学校が一緒だっただけ"
『、、っ、』
わたしが言ったはずの言葉なのになんだか悲しい。
そっか、紫耀にもこんな気持ちにさせてたんだ。
最低、わたし。
「悪い、意地悪しすぎた、」
でも俺だって傷ついたんだぞー！と、眉を下げ笑う紫耀
『ごめん、』
「じゃあ、教えて」
『ん？』
「ん、じゃなくってAの連絡先」
してくれないからこっちから連絡する、と笑って見せる紫耀
『あ、はい』
屈託のない笑顔に素直にならざるを得なくて
ピコン、と鳴った携帯にはしばらく見てなかった"平野紫耀"という名前の連絡先が追加されたのだった
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misa(プロフ) - あんす様コメントありがとうございます！励みになります（ ; ; ）楽しんでもらえるよう頑張りますね！ (2019年7月28日 21時) (
レス) id: 0c10dc59de (このIDを非表示/違反報告)
あんす - すごくおもしろかったです！ 早くつつきが見たいです！ (2019年7月28日 19時) (レス) id: 68bfd8b6e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Misa | 作成日時：2019年7月15日 21時
