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「、、大丈夫？」
『あ、うん、』
コーヒーが入るまでの間、ソファに腰掛け紫耀と話す。
紫耀は特に急かすわけでもなく、静かにこっちを見て待ってくれている。
「無理に話さなくてもいい、」
『え、？』
びっくりするわたしを見て
"そりゃ何があったか本音は知りたいけど、お前に無理はして欲しくない"
と、苦笑いで話してくれる紫耀
『っ、、』
「、、、」
紫耀の優しい手がポンポンと頭に触れる
なんでだろう、紫耀には本当の事をいいたいと思った。
『、、、元彼に会ったの』
「、、、」
『1年前付き合ってた人で、、でもね、わたしは彼の1番ではなかったみたいで』
「え、」
『不倫だったの』
「、、っ」
『気づかなかった私もいけないんだけどね、』
あの時のことは忘れない。
わたしなりに、一生懸命頑張っていた。
奥さんのいる人と付き合っていたと知った時の絶望感。
それは去年の花火大会の日、一緒に行くはずだったのに急な出張だからとドタキャンされて。
でも、どう考えても嘘にしか思えなくて。
掛けた携帯に出たのは小さな男の子の声で。
電話越しの遠くからは
"勝手にパパの電話使っちゃダメでしょ！"
と怒る女の人の声
ほかに女の人がいそうなのはなんとなく察してはいたものの、まさか家族のいる人は思わず頭は真っ白になった。
"もしもし？"
優しそうな奥さんであろう人の声
"すみません、間違えました、"
そう言うのがやっと。
震える指で通話停止を押したのを覚えてる。
１つの家族を壊す所だったんだ、と気づくと同時に押し寄せる悲しさがあって、、
そこから一切の連絡を切ったはずなのに。
どこからか連絡先を知ったのか、そんなことを知るすべもなくって。
あったことをゆっくりと、紫耀に話す。
紫耀に再会するまでのこと。
紫耀にとってはきっとどうでもいいことだろうけど、真剣な顔で最後まで黙って聞いてくれていた。
「、、そっか、」
『ん、ごめんね、全然、わたしの問題でっ、』
「、、、」
『、、っ、』
言葉を続けようにも思うように出なくて。
「、、無理すんな、」
『、、、ごめ、っ、』
ぽろぽろと出る涙を紫耀が親指で拭ってくれる。
紫耀の顔もなんだか苦しそうで、
なんで紫耀がそんな顔するの？
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misa(プロフ) - あんす様コメントありがとうございます！励みになります（ ; ; ）楽しんでもらえるよう頑張りますね！ (2019年7月28日 21時) (
レス) id: 0c10dc59de (このIDを非表示/違反報告)
あんす - すごくおもしろかったです！ 早くつつきが見たいです！ (2019年7月28日 19時) (レス) id: 68bfd8b6e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Misa | 作成日時：2019年7月15日 21時
