剣士の弟 (ページ50)

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迎えページ50

マルコside

海賊狩りがガルを連れて行って僅か2日
電伝虫に連絡が来た

ガ「俺、そっち帰りたい」

少しぐずるような声だった

「すぐ行く」

早く行かないと
彼奴が麦わら達の前で泣く前に

「俺、ガル迎えに行ってくる」
エ「早かったな」
「彼奴、多分泣くよい」
エ「布団準備しとく」
「頼むよい」

俺は、羽根を広げ船へ急いだ
俺達が次行くのはワノ国…丁度良いけど
ガルにとっちゃ…丁度良くないのかもな
船に着いた時のガルの表情は曇っていた

ロ「不死鳥のマルコ」
サ「白ひげ海賊団1番隊隊長」

早く抱き締めてやんねぇと

「おいで」
ガ「マー兄！」
「ここに来る予定は？」
ガ「なぁい！」

あと少し耐えてくれよ？

ガ「では、ワノ国で」

俺は、船へ戻った

↓白ひげの船
「ガル、何があった？」
ガ「覇気のLvも違う。警戒も緩い。詮索してくる
俺が手を出さない事に腹を立てる…
俺が戻った意味って何だったんだよ！
兄貴が土下座迄するから戻ったのに…結局俺の力目当て
証拠の為にやった行為も、意味なかった
付かず離れずの距離が良いのに…
戻ったら馴れ馴れしく俺に触れる…巫山戯んな！
信用してねぇのに…信頼してねぇのに…
何で…なんで」

溜まってた物が吐き出された…ガルの目から涙が溢れた

「エース、ちょっと来い」
エ「あぁ」
「エース、お前麦わらの船に行って…弟叱って来い
これ以上、傷付けられたら溜まったもんじゃねぇ
彼奴はまだ…幼いんだ」

エースを船に行かせ
俺は、ガルの傍に行った

「泣け泣け…全て吐き出せ」
ガ「俺は誰にも必要とされてないんだ
俺は、所詮道具なんだ…」

いつの間にか実体化した精霊達は怒りの表情だった

「泣き疲れて寝てしまったか」
サッチ「布団準備してるから」
「あぁ、助かるよい」
サラ「麦わら…殺してやろうか」
ウン「殺せねぇだろ…恩人の弟だぞ」
シ「ガルを泣かすなんて…」
ノ「殺したい位に憎い」
「起こすなよ？」

精霊達はハッとしたが…遅い

ガ「殺すなよ…兄貴の恩人でもあるんだ…Zzz」
「殺気を放ちながら言うなよ」

あ、消えた
兄貴の恩人でもある…か
目が少し赤くなってる…氷貰ってくるか

ガ「行かないで…」
「ガル？起きたのか？」
ガ「1人…嫌だ」
「氷取ってくる」
ガ「嫌だ」
「一緒行くか？」
ガ「うん」
「分かった」

ガルをおぶりキッチンへ行くとサッチが居た

「サッチ何してんだ？」
サッチ「パンケーキ作ってんの」
ガ「俺に？」
サッチ「そうだ」
「座りな？」