代償 ページ39
ノームside
私達の主は…昔よりは感情豊かになった
でも、人に裏切られ過ぎて…戻って行った
主の考えてる事は大体わかる
感情を消せば良いなんて考えてる
感情を消したら人間じゃなくなる
希望も兼ねて一味に手を貸したのに…
記憶有り無しで殴ってくるんだもん
そりゃ、嫌になるよね
「付き合ってやんな？」
ガ「だが…」
「少し長居したって良いじゃない」
ガ「…分かった」
「少し呑んだら、シルフ達とお散歩に行こ？」
ガ「うん」
まだ10代
甘える事を知らなかった主
笑顔ができなかった主
泣けなかった主
怒りを知らなかった主
私達が教えて理解した
頼る人が居ない、追われる身…
心安らかになる場所なんて無かった
実兄が居るならって思ったけど…駄目だったか
「一味の様子見に行ってくるよ？」
ガ「あぁ」
読めない表情…サラに任せよ
「サラ〜？」
サラ「ん？どした？」
「主の事…頼むね？」
サラ「昔に戻ったみたいだな」
「人を憎んで欲しくないけど…」
ウン「無理だろうね」
「ディーネ、いつ来たの？」
ウン「今」
サラ「あ、剣士とコックが起きた」
「私達には関係無いよ」
シ「次は何処だろうね」
「サラ、ガルの所行って？」
サラ「任せろってw」
起きてるのは…長鼻と骨、ロボ、鹿以外か
俺達は人の姿になった
「何か聞きたそうな顔ね」
ウン「逃がしてやったんだ…有難く思え」
シ「それとも、死がお望みかな？」
ル「(ｻﾞﾜｯ)すげぇ殺気…」
ナ「死にたくない死にたくない！」
ロ「孤狼君は、何処にいるのかしら？」
「主を要望かな？」
サ「会わせろ」
ウン「断る」
ゾ「弟に…会わせてくれ」
シ「弟？勝手に死人扱いしてたくせに、弟とかw
冗談も大概にしろよ」
「会わせない。もうこれ以上主の心を傷付けさせない」
ガ「…怪我人ビビらせんな」
「ガル！」
ガ「ほら、散歩行くぞ」
サラ「準備出来てるよ」
ガ「お前らは？」
「できてるよ？」
ガ「なら、行こう」
ゾ「待て！ガル！」
ガ「次会うのは…ワノ国だろう」
「あ、刀！」
ガ「あ、忘れてた」
「剣士…のだよね？」
ガ「手入れ不足…切れ味悪すぎ…手入れしたから」
「シルフは？」
ガ「外」
「次はどこ行くの〜？」
ガ「お兄ちゃんに会いにいく」
「分かった」
愛されに行くんだな
サガなら、絶対に優しくしてくれる
妖刀も手入れしてくれる
俺たちの遊び場でもある
「また逢う日まで…幸運を祈ります」
サラ「強くなって下さい」
ウン「主より」
シ「そうすれば…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ニャムニャ | 作成日時：2021年12月27日 18時
