生きて…る？ ページ24
エースside
俺は…死んだはずだった
ルフィを守って…死んだはずだった
でも…生きてた
オヤジも…生きてた
何が起こってんだ？
俺が不思議がってると、安心した様な顔の少年
ルフィと一緒くらいか？
「お前は？」
??「君を蘇らせた者だ」
「何で…俺を？」
??「覚えてないか？俺の事」
分からなかった
どこかで会ったか？
知り合いか？
??「インペルダウンでは、お世話になりました」
「インペルダウン…？」
??「俺を守ってくれたの…覚えてませんか」
「…あ！あの時の」
??「ご無沙汰しています」
「看守達に目を貫かれそうになってた…」
??「はい。アレも処刑の1種です」
サ「オヤジ！オヤジが目を覚ましたぞ！」
オヤジも…生きてるのか？
俺達は…負けたんじゃないのか
「オヤジ…オヤジ」
??「まだ動かないでください」
「オヤジの所へ…」
??「〜」
何かを言った途端俺が浮いた
オヤジの腹の上に乗せてくれた
温かい…心臓の音も聞える
生きてる…生きてるんだほんとに
「ありがとう…で名前は？」
??「俺は孤狼…孤狼のガル」
聞いた事ある
海軍をも虜にさせたという…伝説の孤狼
マ「顔を初めて見たよい」
サ「手配書に顔は乗ってねぇもんな」
マ「こんな顔だったのか」
表情の余り変わらない少年
不意に見せる笑顔が可愛かったのが印象的だ
ガ「白ひげ海賊団は、続行ですね。
俺は…殺さなきゃいけない人が出来たので」
マ「殺すって…誰を」
サ「まさか…」
ガ「俺は黒ひげ海賊団を滅ぼします。永遠に」
「お前が死ぬかもしれないんだぞ？」
ガ「それでも…殺らないと」
「俺も行く」
ガ「ダメです。まだ傷も塞がってないし」
「俺も連れて行け」
ガ「…この船の船医は誰ですか？」
マ「俺だ」
ガ「この傷を見てどう判断しますか？」
マ「エース…諦めろ」
恩人が死ぬなんて嫌だ
ガ「俺は借りを返しただけです」
「…分かった。でも、生きて必ずまた俺と会え」
ガ「分かりました」
表情一つ変えないな
孤狼の表情が変わったのはその後だった
マ「じゃ、船へ帰るよい」
マルコが不死鳥の姿になった途端…
孤狼の表情が変わった
ガ「うわぁ〜!不死鳥だぁ〜！」
「こ、孤狼？」
ガ「…抱っこぉー！」
マ「うわっ！おい、焼けちまうよい！」
ガ「もふもふ〜！」
「無邪気な子供って感じだなw」
ガ「…では、俺はこの辺で…船はこっちにありますから」
「孤狼絶対に死ぬなよ？」
ガ「はい」
俺達はこの日誓った
孤狼を全力で援護する事を…
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作者名：ニャムニャ | 作成日時：2021年12月27日 18時
