勉強中 ページ40
サンジside
暇だ。誰かさんが構ってくれない
こいつ、眼鏡かけるんだな
イヤホン迄して…課題終わってるくせに
「ゾ〜ロ」
ゾ「…」
「俺にも構えー？」
ゾ「…」
「おいって！」
ゾ「…」
この野郎…いつも寝てばかりのくせに
集中すると周り見えてねぇし…
動いたかと思ったら返信
誰に返信してんだか。女か？女なのか？
「ゾ〜ロ？ゾロ〜？」
愛でも囁いてやろうか
「ゾーロ、愛してるぞ…お前が好きだ。なぁ、こっち向けよ」
ゾ「…」
「こんの…クソマリモ！」
ゾ「…」
俺は眼鏡を奪い取り、こっち向かせた
ゾ「あ？」
「あ？じゃねぇよ。どれだけ声掛けたと思ってんだ！」
ゾ「あぁ、悪ぃ」
「何やってたんだよ。恋人ほたってよォ」
ゾ「ちょっとな」
「そうやってまた隠すのかよ」
ゾ「剣道の事だよ。お前に関係ねぇ事だろ？」
剣道…試合はまだ無い。稽古か？新入部員か？
ゾ「悪ぃ、サガから電話」
「あ、おう」
…サガくん相手に嫉妬してる俺
押しかけた俺も悪ぃけどよ…少しは構えよ
彼奴、嫉妬とかするのか？見た事ねぇけど
まぁ、拗らせる様な事はしたくねぇけど、見てみたい
ナミさんに連絡してみよ
「って訳なんですよ」
ナミ「嫉妬？ゾロが？」
ロビン「面白そうじゃない」
ナミ「変な事起こっても知らないわよ？」
「ありがとう。ナミさんロビンちゃん」
あ、帰ってきた。なんか、キレてねぇか？此奴
ゾ「サンジ、今からマヤが来るんだが…どうする？」
「マヤちゃんだと！？」
ゾ「お礼を言いたいんだと。サガも来るけど」
「何のお礼？」
ゾ「守ってくれたからって」
「会う！勿論会う！」
ゾ「そうか」
何でこんなに疲れてんだ？…ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
ゾ「あぁ、今開ける」
「何かフラフラしてんぞ」
ゾ「平気だ」
マヤちゃん発見！俺はゾロを押しのけ手を握った
サガ「やっぱな…お前」
何時もなら反抗的な声が来るのに
「ゾロ？どうした？」
ゾ「マヤ、こいつのバイト先行ってみろw間違われるからw」
「サガくんの彼女ってちゃんと言うわ！」
ゾ「そ〜かぁ？」
「お前、何で覇気ねぇんだよ」
ゾ「気のせいだろ」
サガ「マヤ、外連れ出してくれ」
マヤ「わかった。サンジさん、行こう？」
「行くいくー！」
ゾ「ハハッ。やっぱな、お前には女がお似合いだよ」
「…今なんて？」
ゾ「転校…本気で考えようかな」
「マヤちゃんちょっと待って」
ゾ「マヤ、走れ」
…急展開すぎないか？
…追い付けねぇよ、転校？は？
…俺に相談もなしに？
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作者名：ニャムニャ | 作成日時：2021年12月20日 0時
