俺と一緒 ページ38
ゾロside
俺の事を目で追ってる
視界から居なくなると、追いかけて来る
これは…
「ん」
サ「ん？」
「手」
サ「あぁ」
「心配ねぇよ」
サ「え？」
「お前が離してくれなかったんだろ？」
サ「何を」
「俺が何度も離そうとしたのに」
サ「だから何を」
「手」
サ「手？」
「お前から離れる為に何度も離した手…掴まれてた終わりだ」
サ「だって…」
「だから、もう離さねぇよ。お前が繋ぎ止めてくれた手は」
あ、安心した顔だ
さて、飯食うか
「飯食おうぜ。寝坊助君よ」
サ「あぁ」
「お前みてぇに手の込んだのは作れねぇから」
飯食って、風呂入ろうとしてんだけど…
視線が痛いw
「見過ぎだ」
サ「どこ行くんだよ」
「風呂」
サ「…」
んー、睡眠薬あったかな？
いや、先入らせるか
「お前、先入ってこい。俺、ここ居るから」
サ「…うん」
ザァー…
えーと、あったあった
これをこれに混ぜて、怪しまない様に俺の分も…
課題をしながらコップに入った水を飲んでた
ガチャ…
サ「ゾロ」
「おう」
サ「俺にも頂戴」
「はいよ」
サ「ｺﾞｸﾝｯ」
「さて、準備すっか」
サ「すぐ出てこいよ」
ぽやぽやしてる
即効性で助かるわ
準備してる間に寝るな
「寝てる…よっと」
布団に寝かせ、俺は風呂に入った
俺と一緒だな
不安で、視界に入ってないと怖くて
でも、頼れなくて…我慢するけど限界迎えて
此奴がこんな風になるのは珍しい
「悪かったな…」
サ「んっ！…ん」
「セーフw」
明日学校なくて良かった
祝日だし、ミホークは出張だから、部活無いし
まじの休日
ｳﾞｰｯｳﾞｰｯ…
「はい、あ、サガ。あー、悪ぃ。サンジが参ってて
また今度頼むわ、よろしく」
稽古に誘われたけど…流石に置いて行けねぇ
こんな状態で置いてったらまた探しに出るだろう
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…ガチャ…
「あれ？サガとマヤだっけ？」
サガ「遅くに悪いな」
「いや、大丈夫だが…どうした？」
サガ「サンジ君どう？」
「何とも言えねぇな」
マヤ「あの、ゾロ君…守ってくれてありがとう」
「俺じゃなくてサンジに言ってやれよ」
サガ「な？男が惚れる理由分かっただろ？」
「何の話だw」
マヤ「じゃ…ゾロ君また学校でね」
サガ「後これ、病人用の飯とか」
「助かるよ。彼女守れよ？」
サガ「当たり前だわ」
サガ達も帰り、袋の中身を冷蔵庫に入れてると…
ギュッ
「どうした？」
サ「居なくなったかと思った」
「寂しかったか？」
サ「うん」
「俺も寝るから、もう一眠りしよう」
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作者名：ニャムニャ | 作成日時：2021年12月20日 0時
