飴と煙草と竹刀と刀 (ページ4)

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まさか… ページ4

ゾロside

俺が起きたのは当たりが真っ暗な時だった
あれ？俺…ってか、ここ何処だ？
俺ん家じゃない
何処だ？誰の家だ？
何か騒がしい…

??「クソジジイ！」
??「チビナスが！」

まさか…ここ
アイツの実家!?
いや、流石に迷惑過ぎるだろ
実家は、ダメだって！
ってか、なんでここに居るんだ？
俺、確か…くいなの墓の前で…
そっか…くいなが呼んだんだ
……で、この状況どうしよう
帰るにしても…立てねぇし
ん？立てない？足元フラフラ

サ「アイツ起きたかな？」

トントントンっ

上がってきてる音がする
ここ何階だ？
二階建てだよな？確か
俺の筋力なら降りれる
窓を開けて…持ってた瓶を落とした

ガラッ…ヒュー…ガッシャン！

サ「何だ？今の音」
ゼ「サンジ！何だ今の音は」
サ「知らねぇーよ！」

降りた降りた…後は俺が飛び降りるだけ
こっち側…茂みがあるはず
こっち方面だと家は真反対

サ「俺アイツの様子見てくるわ」
ゼ「猫の仕業だろう」

トントントンっ…ガチャッ…

開いたと同時に俺は飛び降りた
世話になった分の金を置いて

ﾊｷﾊﾞｷﾊﾞｷｯ…ｽｻﾞｻﾞｻﾞﾂ!

「あー！くっそ…雨かよ！」

多分熱が出てる
サンジは、俺だけに勘がいい

バシャバシャッ…

サ「ゾロー！ゾローッ！」

ほら、やっぱり
今追いつかれんのはな…
家まであと少し…早くつかねぇと

バシャバシャ…

「ゲホゲホッ!ｾﾞｰｾﾞｰｯ…」

家に着き、鍵を穴に差し込んだ所で誰かに腕を掴まれた

ガシッ

「あ？」
サ「あ？じゃねぇよ！」
「げっ…何でここに」
サ「熱高いの知ってんのか？」
「るっせェ！」
サ「ったく…」

ｶﾁｬﾘ

開けられた鍵と扉
風呂に押し入れられる俺
抵抗したいのに全く力が入らない
立ってるので精一杯

サ「ほら、あったまれ」
「余計なお世話だ」
サ「黙ってろ」

此奴、何キレてんだよ

風呂に入れられ、上裸のまま布団に倒れた

ぼふっ

サ「髪拭け」
「何イラついてんだよ」
サ「お前のせいだぞ」
「じゃ、帰れよ」
サ「はぁ…」
「んだよ」
サ「俺がどれだけ心配したと思ってんだ？」
「…」
サ「あぁ、クソ焦った」

あれ？俺ん家に飯あったか？

くいな「ゾロ、食べないと治らないよ？」
「くいな…」
サ「あ？」
「いや、別に」
くいな「お父さんの所から持ってきたの。食べてね？」
「悪いな、くいな…さっきもありがとう」
くいな「またね」
「あぁ」
サ「誰と話してんだ？」
「別に…お前に関係ねぇだろ」